栗田徹調教師が京成杯に使う、

ルネイションについて。

栗田調教師は、市立船橋高校で馬術を始めて馬に興味を持ったそうで、

日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)でも馬術部に入っていました。

この大学を出ている調教師と言えば、すぐに思いつくのは、

1981年の桜花賞を勝ったブロケードなどを育てた高松邦男さんや、

1992年と1993年の安田記念を勝ったヤマニンゼファーや

2014年の皐月賞を勝ったイスラボニータを育てた栗田博憲調教師や、

2013年のNHKマイルCを勝ったマイネルホウオウを育てた畠山吉宏調教師や、

若手では、去年の毎日杯をミュゼエイリアンで勝った黒岩陽一調教師がいます。

大学を卒業してからの栗田調教師は、ノーザンファームで働いていて、

そこで調教師の仕事に憧れたそうで、2002年に競馬学校の厩務員課程に入って、

次の年からは、萩原清調教師の厩舎で厩務員をやった後、

栗田博憲調教師の厩舎で調教助手になって、8年くらい栗田博憲調教師のところで腕を磨いていました。

ちなみに、栗田徹調教師は、栗田博憲調教師の娘さんと結婚して、婿養子になっています。

徹調教師は、2011年に調教師の試験に受かると、

その年の3月に自分の厩舎を開業していて、それからも、

国枝栄調教師のところや、角居勝彦調教師のところへ行って馬のことを教わっていたそうです。

そして、1年目は9勝して、獲得賞金が9278万円で、それからは、

2012年→5勝・獲得賞金8257万円
2013年→14勝・獲得賞金1億7432万円
2014年→14勝・獲得賞金1億6332万円

と、着実に数字を伸ばしていました。

それに、去年の徹調教師は、「21勝・獲得賞金2億3541万円」と、

今までで一番いい成績を残しましたから、師はこの数字に満足したでしょう。

ただ、重賞では、今までにのべ7頭を使って、掲示板にも載れていません。

また、師と同期の調教師は、全部で7人いますが、その内、去年だけで、

□高橋義忠調教師→阪神スプリングジャンプ(サンレイデューク)、アンタレスS(クリノスターオー)、
マーメイドS(シャトーブランシュ)、クイーンS(メイショウスザンナ)

□木村哲也調教師→フラワーCとスワンS(アルビアーノ)

□吉村圭司調教師→フィリーズレビュー(クイーンズリング)

□小野次郎調教師→交流G1・JBCスプリント(コーリンベリー)

と、4人が重賞を勝っていますから、今の徹調教師は、「早く重賞を勝ちたい」と思っているでしょう。

そして、17日(日)は、京成杯にルネイションを使いますから、

「勝負懸かりだろう」と見込んでいましたので、

南ウッドでやったこの馬の最終追い切りを確認したところ、

全体53秒8、終い12秒4という時計を出していました。

パテティーク(3歳未勝利)の内をコンマ6秒追い掛けると、

馬なりのまま最後はコンマ2秒先着していて、

「力を出し切れるデキに仕上がった」と思えるものでしたから、

いいレースが期待できそうです。


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