桜花賞1番人気9着

ルージュバックについて

【血統】

母ジンジャーパンチはBCディスタフなど米[G1]6勝の名牝。母の父は東京大賞典を勝ったローマンレジェンドのBMSで、配合的にもパワーとスタミナを伝える種牡馬だ。これは同じ父の天皇賞を勝ったヒルノダムールも持つ血統。同馬やレッドディザイア同様、長距離戦の瞬発力勝負に優れている。芝のマイル適性には乏しかったので、桜花賞より当然オークス向きだろう。

【脚質】

この馬の最大の良さは大きなフットワーク。レースを使うごとに矯正されてはきたが、多少、脚が開き気味なのも特徴だ。よって周囲の馬との間隔が空いていた方が走りやすく、スペース十分の東京コースは最高の舞台と言える。道中で馬群が密集し、走りにくくなった桜花賞のような事がなければ巻き返せる。牡馬相手の2000m(百日草特別)を完勝したのだから距離的にも問題ない。気持ち良く走れる舞台で本来の姿を見せる。

【状態】

きさらぎ賞の時でも各骨の長さが整い、四角い箱にきちっと収まるバランスの取れた馬体。柔と剛の両方を有した筋肉も希少価値。関西への輸送はクリアしていたが、桜花賞時は最終追い切りで予定より2、3秒時計が速くなった。調整に少し狂いが生じて当日はマイナス6キロ。さらなる肉体面でのパワーアップはなく、多頭数での捌きが未経験だった事も響いた。久々でスイッチが入らなかった分、叩いた今回は戦闘モードへシフト。


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