東京スポーツ杯2歳Sで「注目できる存在」としてご報告させていただくのは、
田中成奉オーナーが登録している
タイセイサミット。
田中オーナーの本業は、東京都千代田区に本社を構えて、
不動産関連事業や飲食業などを手掛けている、
「株式会社大成コーポレーション」の代表取締役です。
また、田中オーナーは、投資家としても積極的に活動しており、少し前には、
スマートフォンの学習支援アプリ作成などを手掛けている「株式会社ファステップス」や、
医薬品の開発などを手掛けている「株式会社メディビックグループ」といった企業の大株主となっていましたし、
最近では、出版コンサルティング事業を主に手掛けている、
東証2部上場の「セブンシーズホールディングス株式会社」の株式を多く取得しているようです。
なお、田中オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2001年のことでして、
それから現在までに、2008年のガーネットSを制したタイセイアトムや、
2012年の交流G1・JBCスプリントを制したタイセイレジェンドなど、
全部で140頭以上を所有しております。
一昨年の田中オーナーは、22勝を上げて、
過去最高となる「3億3891万円」の賞金を獲得しておりましたが、
昨年は「16勝・獲得賞金2億7494万円」と、前年の数字を大きく下回っておりましたから、
今年を迎えるにあたって田中オーナーは、「少しでも一昨年の成績に近付けたい」と考えていたことでしょう。
しかし実際は、11月を迎えた現在でも「12勝・獲得賞金2億4243万円」と、
一昨年どころか、昨年のペースさえも下回っておりますので、
現在の田中オーナーは、「賞金の高い重賞を勝ちたい」と強く願っている筈です。
また、田中オーナーは、毎年のように「競走馬セール」に参加しており、
今年も、7月以降のセールだけで、
7月13日(月)~14日(火)→「セレクトセール」に於いて6頭を2億0088万円(税込)で購入
7月21日(火)→「HBAセレクションセール」に於いて2頭を1620万円(税込)で購入
8月24日(月)~27日(木)→「HBAサマーセール」に於いて4頭を2062万円(税込)で購入
10月5日(月)~7日(水)→「HBAオータムセール」に於いて3頭を1090万円(税込)で購入
と、計15頭を総額2億4860万円(税込)で購入しております。
ただ、「セレクトセール」が終わってから先週までの成績は、
「10勝・獲得賞金1億4194万円(馬主の取り分は8割の1億1355万円)」となっており、
購入に使った資金を、まだ1億3000万円以上も回収できておりません。
よって、現在の田中オーナーは、「セールで投じた資金の回収を早めたい」とも考えている筈で、
今週は、1着賞金3200万円(馬主の取り分は8割の2560万円)
の東京スポーツ杯2歳Sにタイセイサミットを登録してきましたので、
「勝負懸かり」と考えるべきでしょう。
そのため、この馬の上位入線を期待しております。