馬場幸夫オーナーがアンタレスSに登録している、
アジアエクスプレスについて。
馬場オーナーは、広島県広島市の安佐南区にある、「馬場眼科」の院長を務めております。
同医院は、白内障、緑内障手術などで入院する時のためにベッドを20床近く備えているため、
「眼科」と言うよりは「総合病院」に近い規模を誇っており、馬場オーナーを含めた複数の医師が診療にあたっているため、
常に多くの患者が通院しているそうで、土曜日の午後も診療を行なっているそうですから、
近隣地域の方々に利便性の高い医院として重宝されていることでしょう。
なお、JRA馬主としての馬場オーナーは、確か2007年から馬を走らせ始めて、
2012年までは、特に目立った成績を残せていませんでしたが、一昨年は、
ベストウォーリアを出走させたユニコーンSで初の重賞勝ちを、
アジアエクスプレスを出走させた朝日杯FSで初のGI勝ちを果たすなど、
今までで最高となる12勝を上げ、2億1980万円の賞金を獲得しておりました。
更に昨年は、ベストウォーリアでプロキオンSを、アジアエクスプレスでレパードSを制するなど、
2億0516万円の賞金を獲得しておりましたので、馬場オーナーは、
過去2年の成績に於いては、大いに満足していることでしょう。
そして、今年に入ってからは先週までの時点で、
「3勝・獲得賞金7351万円」という成績を残しておりますので、
過去2年の数字と比較しても遜色ないのですが、私は馬場オーナーが貪欲に勝利を追求してくると見ております。
何故なら、馬場オーナーは、2004年から毎年のように「セレクトセール」に参加しており、
昨年も7月14日(月)~15日(火)に行われた同セールで、
「バランセラの2014」(牡・父ダイワメジャー)を3900万円で購入するなど、
これまで同セールに於いて、計21頭に総額4億8700万円の資金を投じているため、
今年も、7月13日(月)~14日(火)に行われる同セールで馬を購入する可能性が十分ありますから、
恐らく現在は、「所有馬の賞金でセール資金を稼いでおきたい」と考えている筈ですから。
よって、1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)の
アンタレスSに登録しているアジアエクスプレスについては、馬場オーナーが、
この馬を管理している手塚調教師に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりました。
そして、最終追い切りの内容を確認してみたところ、
「南ウッドで追われて、全体が65秒7、終いが13秒0
という時計を出していました。馬場が渋っていたので、時
計は掛かってしまいましたが、シベリアンスパーブ(古馬
準オープン)を1秒追い掛けて、直線で一杯に追われると
グングンスピードに乗って、最後はコンマ8秒突き放した
走りから、休み明けだった前走の名古屋大賞典(2着)を
叩いた上積みはかなり見込めると考えてよさそうです」
という返答でしたから、好レースが期待できる筈です。