北九州短距離Sに於いて、「注目すべき存在」と考えているのは、
宮川純造オーナーが出走させる
アットウィルです。
宮川オーナーの本業は、「株式会社北星商事」(福島県福島市野田町)の代表取締役です。
1965年に創業された同社は、福島市内で「三ツ星」というパチンコホールを展開しており、
現在は、福島駅の近くにある「東口店」と「野田町店」と「野田町2号店」と、
福島駅から2キロほど離れたところにある「吉倉店」と、
飯塚線の桜水駅の近くにある「笹谷店」の、計5店舗があります。
この内、「吉倉店」と「笹谷店」は、200台以上の駐車スペースを完備しており、
パチンコ台とスロット台を合計すると300機以上もある大型店で、尚且つ「全てが駅の近く」という立地のため、
福島市内の方であれば、間違いなく「パチンコ三ツ星」の存在を知っている筈ですから、
「株式会社北星商事」の代表を務めている宮川オーナーは、「誰もが認める福島の有力者」と言えるでしょう。
そしてJRA馬主としての宮川オーナーは、キャリアが25年以上に及んでいるベテランで、
これまでに70頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、
2010年の札幌2歳Sを制したオールアズワンや、
2011年の函館2歳Sを制したファインチョイスが挙げられます。
一昨年の宮川オーナーは、特別レースを2勝したファインチョイスの活躍などにより、
「5勝・獲得賞金1億0525万円」という成績を残しておりましたが、昨年は、
「2勝・獲得賞金5091万円」という数字に終わっておりました。
そのため、今年の宮川オーナーは、「一昨年のような好成績を残したい」と考えている筈であり、
実際、今年に入ってから先週までは、「2勝・獲得賞金5015万円」と、
既に昨年の成績とほぼ並んではいるものの、一昨年と比較すると、
勝利数と獲得賞金のどちらも半分以下に留まっておりますので、今後は貪欲に勝利を追求してくるでしょう。
このように、獲得賞金が伸び悩んでいる大きな理由は、賞金の高い特別レースを勝てていないことであり、
具体的な状況を書いておきますと、宮川オーナーは、
昨年の10月に壬生特別をアットウィルで制してから、「特別レースで11連敗中」となっております。
そして今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)
の北九州短距離Sにアットウィルを出走させますので、宮川オーナーでしたら、
「巻き返し」と「久々の特別レース勝ち」の両方を狙い、この馬を預けている高橋義忠調教師に対して、
迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますし、最終追い切りについての報告が、
「坂路で終いを強めに追われて、全体が52秒8、ラストの1ハロンが
12秒7という時計を出していました。馬場が渋っていたことを考えた
ら、時計はこれで十分だろうし、力強い脚捌きで坂を駆け上がっていく
様子は、ケチの付けようがないデキだと感じるものでした」
というものでしたから、好レースが期待できると見ております。