田畑利彦オーナーが函館日刊スポーツ杯に出走させる、
シンデレラボーイについて。
田畑オーナーの本業は、兵庫県神戸市に本社を構え、自動車関連の様々な事業を手掛けている、
「株式会社ジーライオン」の代表取締役社長です。
ちなみに、社名の「G」は、感謝(GRATITUDE)
世界的な(GROBAL)・親切な(GENTLE)
成長(GROWTH)・限定されない(GENERAL)
という5つの言葉を意味しているそうです。
同社の代表的なグループ企業としては、
□中古車小売事業・自動車整備事業
「株式会社クインオート」、「益田自動車工業株式会社」などの5社
□輸入車ディーラー事業
「株式会社モトーレン阪神」、「株式会社アルコン」などの6社
□国産車ディーラー事業
「株式会社スズキ中兵庫販売」、「株式会社オートピア西洋」などの4社
□オークション運営事業
「株式会社ジェイ・エー・エー」、「株式会社HAA」などの3社
□飲食事業
「株式会社近又」、「マルミ株式会社」などの4社
といった名前が挙げられ、この他にも、自動車整備学校の運営企業や、
不動産関連企業など、近畿圏を中心に、国内に28のグループ企業を有している上、
国外でも、アメリカとモンゴルとミャンマーにグループ企業を有しておりますので、
代表取締役社長としてこれらの事業を取り仕切っている田畑オーナーが、
周囲から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。
また同社は、大阪市が推し進めている「もと赤レンガ倉庫(港区築港地区)の活性化事業」に参画し、
「フォード・モデルT」、「ハドソン・リムジン」、「スバル360」
といったクラシックカー約70台を展示する「ジーライオンミュージアム」と、
同施設の併設レストラン・「ジーライオンステーキハウス」などの運営も手掛けております。
そして、馬主としての田畑オーナーは、確か2008年からJRAで馬を走らせ始め、
これまでに50頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、
2010年のファルコンSで2着に入ったトシギャングスターなどが挙げられるでしょう。
昨年は、キングオブローでクリスマスCを制するなど、
「11勝・獲得賞金1億6900万円」という、
勝利数と獲得賞金のどちらも過去最高となる成績を残していましたから、
この結果を田畑オーナーは大いに喜んだ筈です。
また、今年に入ってから先週までは、シンデレラボーイで乙訓特別を制するなど、
「7勝・獲得賞金1億1357万円」と、昨年を上回るペースとなっておりますが、
田畑オーナーが、先週までの成績に決して満足していないと判断しております。
何故なら、田畑オーナーは、競走馬セールに参加する機会が多く、
今年の「セレクトセール」と「HBAセレクションセール」では、1頭も購入していなかったものの、昨年は、
□7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」→2頭を4212万円(税込)で購入
□8月25日(月)~28日(木)の「HBAサマーセール」→1頭を2052万円(税込)で購入
と、計3頭に総額6264万円(税込)を投じているのですから。
恐らく今年も、8月24日(月)~27日(木)に行われる「HBAサマーセール」など、
今後に控えている競走馬セールに於いても、何頭かを購入する筈であり、
きっと現在は、「所有馬で購入資金を稼ぎたい」と強く願っていることでしょう。
そして1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)
の函館日刊スポーツ杯にシンデレラボーイを出走させますので、
私が田畑オーナーの立場であれば、この馬を預けている矢作芳人調教師に対して、
間違いなくメイチの勝負仕上げを指示しますし、最終追い切りに関する報告が、
「レースでも乗る松田騎手が函館のウッドで強めに追って、
全体が69秒4、終いの1ハロンが12秒2という時計を出
していました。タイセイラビッシュをコンマ2秒ほど後ろか
ら追い掛ける形の調教で、最後はコンマ6秒先着していまし
たし、鞍上が仕掛けてからの伸びがかなり鋭いものでしたか
ら、厩舎が念入りに仕上げてきたのでしょうね」
という内容でしたから、好レースが期待できる筈です。