桜花賞3番人気4着

クイーンズリングについて

【血統】

父は菊花賞など[G1]3勝。ヒルノダムールのようなステイヤーから、ジョーカプチーノのようなスピード馬まで、様々なタイプを出す万能種牡馬だ。オークスでは2009年にレッドディザイアがブエナビスタのハナ差2着だった。母はダート1200mで1着。叔母は仏1000ギニー勝ち馬と、近親にはスピードタイプが多いが、祖母の父はハービンジャーなどの母の父であり、スタミナも補強されている。2400mはこなせる。

【脚質】

戦績を振り返ると中山で走った際は体重面に特段の変化はないが、阪神では減っていた。特にFレビューでは20キロ減。当日輸送を苦手にしているならば、当日に入れる東京は歓迎だろう。デビュー戦こそ先団につけ、4角先頭の積極的な競馬だったが、次第に末脚を生かす方向にシフトしてきた。存分に決め手を繰り出せる東京は当然、待ちわびたコースと言える。当日入厩、長い直線と歓迎材料が2つ揃い、楽しみな1頭だ。

【状態】

桜花賞時は更に2キロ減だったが、Fレビューの時ほどイラつく仕草を見せなかった。前脚は繋ぎが立っているタイプでも、デムーロ騎手が「何度もノメって最後は疲れてしまった」とコメントしているのは、父マンハッタンカフェ同様後躯の寛骨が長い体形でまだ骨のバランスが整っていない証拠。今回は間隔が取れ、長距離輸送に免疫がある分仕上げやすい。距離対応のスタミナは完備しているだけに、良馬場で平常心で臨めば末脚の威力を発揮できる。


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