桜花賞８番人気３着
コンテッサトゥーレについて
【血統】
ディープインパクト産駒のLyphardクロスという点ではジェンティルドンナやクルミナルと同じだが、近親の活躍馬には兄キャプテントゥーレ(皐月賞)、姉アルティマトゥーレ(セントウルS)、母エアトゥーレ(阪神牝馬S)、祖母スキーパラダイス、3代母も見事にマイル〜中長距離馬が並んでいる。この馬もマイル前後がベストだろう。
【脚質】
この馬の過去のベストパフォーマンスは紅梅Sだろう。出遅れながら外から伸び、しっかり差し切った。一方、チューリップ賞では伸びかけながら残り100mで下がった。さらに桜花賞は3着ながら、1番枠から終始インにこだわった競馬をしていた。という事はベストは1400mという可能性があり、オークスの2400mはどうなのかという疑問が湧く。血統イメージは2000mまではいけそうなので我慢してほしいが…。
【状態】
胸囲が広く循環器系に優れた馬体は母エアトゥーレの影響が強い。ただ完成の早いスプリンターとは異なり、腰や飛節は未完成でまだ成長中。桜花賞ではゲート練習を取り入れた効果で初めて多頭数でも好位置を確保し、弱点を1つ解消。高性能エンジンを搭載しているので疲労が蓄積しにくく、体重が安定しているのも強み。胴の長さからはマイル前後に適性が高く距離の加点はないが、折り合いがつくのでいかに省エネ戦法で戦えるかがカギ。