一口馬主クラブの「サンデーレーシング」が

東京新聞杯に登録している、

コディーノ、ブレイズアトレイル、リルダヴァルについて。

同クラブは、1988年に

「株式会社ダイナース愛馬会」

として創設された一口馬主クラブで、

現在は、「ノーザンファーム」の代表を務めている

吉田勝己オーナーのご子息である

吉田俊介氏が代表を務めています。

「株式会社ダイナース愛馬会」として募集馬を走らせていた頃には、

1992年の天皇賞・秋を制したレッツゴーターキンや、

1993年の金鯱賞と朝日チャレンジCを制した

ウィッシュドリームなどの活躍馬がいましたが、

当時の「社台ダイナースサラブレッドクラブ」
(現在の社台レースホース)の募集馬と比べると、

その存在は正直地味と言えるものでした。

しかし、

2000年に「サンデーレーシング」と名称を変えてからは、

ほぼ例外なく社台グループの生産馬となり、

その後の活躍馬は挙げればキリがないほど。

そして、昨年の「サンデーレーシング」は、

フェノーメノで制した天皇賞・春や、

ジェンティルドンナで制したジャパンCなど、

GI3勝を含む重賞6勝を上げ、

26億5053万円の賞金を獲得し、

「身内とは言え最大のライバル」

と言える「社台レースホース」に3億円近い差を付け、

2010年から4年連続で

「JRA馬主リーディング1位」

に輝いていますので、現在では、

誰もが認める「業界最大手の一口馬主クラブ」と言えるでしょう。

ただ、

今年に入ってから先週までの

「馬主リーディング」を見てみると、

1位「社台レースホース」→17勝・獲得賞金2億6249万円
2位「キャロットファーム」→11勝・獲得賞金1億8218万円
3位「サンデーレーシング」→5勝・獲得賞金1億7530万円

と、「社台レースホース」や、

「キャロットファーム」に勝利数で

大きな差を付けられているのはもちろんのこと、

獲得賞金も下回っている上、

「アドマイヤ」の近藤利一オーナー(9勝)や、

モハメド殿下(8勝)や、

「メイショウ」の松本好雄オーナー(8勝)

といった個人馬主にも勝利数で差を付けられている状況ですから、

当然、この状況に「サンデーレーシング」の関係者は

強い危機感を抱いている筈です。

よって、1着賞金3800万円
(馬主の取り分は8割の3040万円)の

東京新聞杯に登録しているコディーノ、

ブレイズアトレイル、リルダヴァルについては、

クラブの関係者から、それぞれの厩舎に対して、

メイチの勝負仕上げの指示が出ている可能性が極めて高い

と判断するべきでしょう。

これらの理由から、私はこの3頭を、

「人気の有無に関わらず注目すべき存在」

と見込んでおります。

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