「株式会社ラッキーフィールド」が京成杯に登録している、

エアアンセムについて。

株式会社ラッキーフィールドの代表者は、

「東京鉄鋼株式会社」

の代表取締役社長を務めている吉原毎文さんですから、

ここでは、「吉原オーナー」と書かせていただきます。

栃木県小山市に本社工場を構える

「東京鉄鋼株式会社」は、

吉原オーナーのお父様である故・貞敏氏が、

1939年に創業した長い歴史を持つ企業でして、

現在の建築業界に於いては、

鉄筋コンクリート用棒鋼などでかなりのシェアを占めており、

今では東証一部に上場している上、

平成25年3月期の売上高は549億9400万円
(前期実績537億3600万円)、

当期純利益は29億0500万円
(前期実績14億0700万円)と、

いずれも前期を上回っています。

よって、同社の経営者である吉原オーナーを、

私は「賞賛すべき成功者」と見ております。

なお、吉原オーナーは、

1969年の皐月賞を勝ったワイルドモアや、

1977年のダービーを勝ったラッキールーラ

などを所有していた貞敏氏の後を継いで馬主となり、

それから現在までに200頭以上を所有しており、

その中には、1996年のオークスや

1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、

2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、

1999年の安田記念とマイルCSを制した

エアジハードなど、重賞勝ち馬が何頭もいます。

また、最近の吉原オーナーは、

2009年→16勝・獲得賞金3億2553万円
2010年→9勝・獲得賞金2億5673万円
2011年→19勝・獲得賞金3億1844万円
2012年→19勝・獲得賞金3億0005万円
2013年→19勝・獲得賞金3億5166万円

と、毎年のように3億円前後の賞金を獲得していますが、

2008年のステイヤーズSをエアジパングで制してから、

「重賞では39連敗中」となっていますので、

恐らく、今のオーナーは、

「早く重賞の連敗を止めたい」

と強く願っているでしょう。

そして、京成杯に登録しているエアアンセムは、

母エアマグダラ、祖母エアデジャヴーと

吉原オーナーが続けて産駒を所有しているように、

思い入れの強い血統の筈です。

そのため、3代続けてこの血統の馬を預けている

伊藤正徳調教師に対しては、

私がオーナーの立場であれば、

重賞での連敗を止めるために、

「何が何でも勝たせてください」

といった依頼をするに違いありません。

そこで、この馬に関しては、

実際に厩舎がどう仕上げてくるのかを、

念入りに確認してまいります。

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