前田幸治オーナーが日経新春杯に登録している、

ステラウインドについて。

前田オーナーは、大阪市北区梅田に本社を構え、

上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、

保守点検などを手掛けている、

アイテック株式会社の代表取締役社長です。

また、前田オーナーは、

「株式会社ノースヒルズ」の代表者でもあり、

北海道の新冠町に生産牧場を、

鳥取県の西伯郡伯耆町に育成牧場の「大山ヒルズ」

を所有しているオーナーブリーダーです。

2011年の前田オーナーは、

トランセンドで制したフェブラリーS、

マイルCS南部杯、ジャパンCダートや、

アーネストリーで制した宝塚記念など、

GI4勝を含む重賞8勝を上げ、自己最高となる

「42勝・獲得賞金13億3805万円」

という成績を残していましたが、

それ以降は、

2012年→重賞2勝を含む32勝
獲得賞金7億9218万円

2013年→重賞1勝を含む24勝
獲得賞金4億7810万円

と、立て続けに成績が落ちており、

昨年は2011年よりも勝利数で「18」、

獲得賞金で「8億5995万円」

も少ない状況となっています。

その一方で、ご兄弟であることから、

「実質財布が同じ」と言える弟の晋二オーナーは、

2011年→重賞1勝を含む10勝
獲得賞金1億8520万円

2012年→重賞2勝を含む10勝
獲得賞金2億4200万円

2013年→重賞7勝を含む14勝
獲得賞金6億3448万円

と、昨年は、キズナがダービーを制するなど、

自己最高の賞金を獲得し、

獲得賞金で初めて幸治オーナーを上回ったのですから、

今年は幸治オーナーが、

「もっと自分の名義で走らせている馬を活躍させたい」

と考えていることでしょう。

ただ、現在、幸治オーナーは、

53頭を所有していて、その内の「稼ぎ頭」は、

これまでに3億2021万円の賞金を獲得している

ビートブラックですが、

2012年の天皇賞・春を制してから、

「5連敗中」という状況で、

1年半以上も勝てておらず、

現在、放牧されていて、

まだ復帰のメドが立っていませんので、

幸治オーナーが、

「ビートブラックの分も他の馬で勝っておきたい」

と考えているのは間違いありません。

よって、

1着賞金5500万円(馬主の取り分は8割の4400万円)

の日経新春杯に登録しているステラウインドについては、

幸治オーナーから、この馬を管理している尾関調教師に対して、

メイチの勝負仕上げの指示が出ている可能性が高い

と見ていましたので、

追い切りの内容を確認したところ、

「今朝、坂路で、全体が51秒8、終い11秒7と、
この馬としては十分な時計を出していました。
仕掛けられてからの伸びは抜群でしたから、
この馬の持っている力を出し切れる状態に仕上がったと判断できますね」

という見込み通りと感じられるものでした。

これらの理由から、私はこの馬を、

「人気の有無に関わらず注目すべき存在」

と見込んでおります。

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