市川義美オーナーが有馬記念に登録している、

デスペラードについて。

市川オーナーは、

高級腕時計・宝石の販売で有名な、

「バアゼル宝石」の代表を務めている方です。

JRA馬主としての市川オーナーは、

1989年から持ち馬を走らせ始めて、

それから現在までに190頭近くを所有しており、

過去の代表的な存在には、

1996年のマーメイドSを勝った

シャイニンレーサーや、

2009年の根岸Sを勝った

フェラーリピサや

、一昨年のドバイワールドCを勝った

ヴィクトワールピサ

などが挙げられるでしょう。

ちなみに市川オーナーと言えば、

お嬢様の真奈美さんもJRAの馬主免許をお持ちで、

現在は、シャイニンレーサーの仔で、

父がディープインパクトの

ヴァンヘルシング(牡4)を所有しています。

また、市川オーナーは毎年のように

「競走馬セール」に参加されている方で、

昨年も、計6頭に総額7850万円で購入していました。

そして今年の市川オーナーは、

「完全に同じ財布」

と言える真奈美オーナーとともに

「競走馬セール」に参加していまして、

・義美オーナー
「HBAトレーニングセール」で1頭を1000万円で購入
「セレクトセール」で計3頭を5800万円で購入

・真奈美オーナー
「セレクトセール」で1頭を800万円で購入

と、2人合わせて計5頭に

総額7600万円の資金を投じていましたが、

今年に入ってから先週までで、

義美オーナーだけでも、

「8勝獲得賞金2億7252万円」

としていますので、

他のオーナーに見られがちな、

「セールで使った資金を回収したい」

という考えはない筈です。

ただ、

14勝を上げて3億9677万円の賞金を獲得していた

昨年と比べると、勝利数では「6」、

獲得賞金では「1億2425万円」

も少ない状況ですから、

きっと今の市川オーナーは、

「昨年の成績に少しでも近付けたい」

と願っている筈でしょう。

そのため、1着賞金が2億円で、

2着でも8000万円、

3着でも5000万円という

高額賞金が懸けられている

有馬記念に登録しているデスペラードには、

その思いが込められていると考えられますので、

私がオーナーの立場でしたら、

この馬を預けている安達昭夫調教師に対して、

渾身の勝負仕上げを依頼しますし、

「明らかに勝負懸かり」と判断できます。

また、市川オーナーは、

1着賞金6500万円の中山大障害に

バアゼルリバーを登録していますが、

こちらも同じ理由で、

「勝負懸かり」だと見るべきでしょう。

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