松田国英調教師が
ラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓに使う
シンガンについて。
松田調教師と言えば、
調教師としては変わった経歴を持っていて、
実家が北海道の様似にある生産牧場で、
高校を卒業した後は、
関西ではお馴染みの競馬専門紙
「競馬ニホン」にトラックマンとして就職しました。
元々、牧場育ちで馬乗りが上手かったことに加えて、
その当時は、
今ほどトレセン内の規則がうるさくなかったんで、
トラックマンをしながら、
頼まれたときは馬に稽古を付けることも
よくあったそうです。
その後、日迫良一さんや、伊藤修司さんや、
山内研二調教師のところで助手として腕を磨き、
１９９５年に調教師の免許を取って、
１９９６年に厩舎を開業しました。
そして松田調教師は、
開業４年目のシンザン記念に使った
フサイチエアデールで初めて重賞を勝つと、
２００１年のＮＨＫマイルＣをクロフネで、
２００２年のダービーをタニノギムレットで、
２００４年のダービーをキングカメハメハで、
２００８年の有馬記念をダイワスカーレットで勝つなど、
昨年までにＧＩでの１２勝を含む
重賞５１勝という成績を挙げとるように、
恐らく、トラックマンではなく、
調教師が天職だったんでしょう。
ただ、松田調教師の厩舎は、
２００７年に開業してから最高の、
賞金１０億４７８０万円を獲得し、
２００８年も、先ほど書いたダイワスカーレットの活躍などで、
「３２勝・獲得賞金８億９３３７万円」
という成績を残しましたが、
それ以降は、
２００９年→２８勝・獲得賞金４億８８０３万円
２０１０年→２９勝・獲得賞金５億７８６７万円
２０１１年→１９勝・獲得賞金４億５８８１万円
２０１２年→２８勝・獲得賞金５億０６９４万円
という具合に、賞金は
２００７年の半分以下に留まっていました。
ですが、今年は、
ダノンシャンティを使った
２０１０年のＮＨＫマイルＣを勝ってから、
３年振りにＧＩを勝ちましたし、
先週までで、
「３１勝・獲得賞金５億６４８１万円」
と、獲得賞金を一昨年や昨年と比べて
大幅に増やすことができましたので、
今の松田調教師は、
「この勢いを持続させたい」と考えとるでしょう。
そこで、
１着賞金３２００万円の
ラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓに
出走さえるシンガンでは、
賞金の上乗せを狙って、
勝負を懸けてくると見ていました。
実際、仕上がりもよく
状態は良いという報告が上がってきてますので
先ほど書いた通り今回は、松田調教師が
「明らかに勝負を懸けてきた」
と判断すべきでしょう。
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