「木村牧場」が函館2歳Sに登録している、
メローブリーズについて。
「木村牧場」は、1963年から馬の生産を始めていて、
1989年から、育成にも力を入れるようになりました。
代表の木村貢さんは、「日高軽種馬農業協同組合」の代表理事組合長でもあります。
ここの育成馬と言えば、1998年のジャパンCを勝って、
1999年の凱旋門賞で2着に入ったエルコンドルパサーや、
2010年の宝塚記念を勝って、同じ年の凱旋門賞で2着に入ったナカヤマフェスタや、
2012年のエリザベス女王杯を勝ったレインボーダリアがすぐに思い浮かびます。
また、今年は「木村牧場」が育成したディーマジェスティが皐月賞を勝っていますので、
この結果に、代表の木村さんをはじめ、牧場の皆さんはとても喜んだでしょう。
そうそう、ここの生産馬には、1980年の京成杯3歳Sを勝ったタケノダイヤや、
2007年の函館2歳Sを勝ったハートオブクィーンなどがいますけど、
もう9年も生産馬で重賞を勝てていません。
それに、「木村牧場」は、JRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーで、
今までにJRAで40頭近くを走らせていますが、馬主としては、
まだ重賞を勝てていませんので、今は牧場の皆さんが、
「そろそろ勝ちたい」と考えているでしょう。
しかも、今の持ち馬は6頭いますが、その中で勝ち上がっているのはメローブリーズだけですから、
牧場の皆さんは、「メローブリーズで他の馬の分を稼ぎたい」とも考えている筈です。
そして今週は、1着賞金3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)
の函館2歳Sにメローブリーズを登録していますから、牧場の関係者であれば、
この馬を預けている石毛調教師に、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますので、
実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、
今後の動きを念入りに確認していきたいと思います。