西村憲人オーナーがSTV杯に出走させる、
イキオイについて。
西村オーナーの本業は、函館市の湯の川温泉街にある
「花びしホテル」の代表取締役です。
同ホテルは、美しい日本庭園が広がる「庭園露天風呂」が有名でして、
男湯の「ひし湯」と女湯の「はなの湯」は、
それぞれにヒノキ風呂と岩風呂がありますし、ホテル内にも大浴場があります。
同ホテルの宿泊スペースは、本館、末広亭、臥牛亭と、
三つの館に分かれていて、全部で131部屋もあって、その中には、
室内に露店風呂が付いたお部屋もあります。
それに、大きな宴会が行なえるよう600人を収容できるホールがありますし、
会議やセミナーなどに使える部屋も15室ある上、
結婚式を挙げられる披露宴会場も二つありますので、旅行客だけでなく、
地元の方にとっても、必要な場所となっている筈です。
また、西村オーナーは、「花びしホテル」の代表取締役に加えて、
「函館商工会議所」の副会頭や、
「北海道新幹線函館開業対策推進機構」の会長も務めているのですから、
「誰もが認める地元の名士」と言えますわね。
そして、JRA馬主としての西村オーナーは、
1997年からJRAで馬を走らせていて、これまでに30頭近くを所有しています。
出走させた回数が少なかったので、しばらくは勝ち星を上げられずにいましたけど、5年目以降は、
2001年→24戦3勝・獲得賞金3303万円
2002年→20戦3勝・獲得書金4331万円
2003年→28戦2勝・獲得賞金3665万円
という成績を残していました。
ただ、昨年までの過去3年間は、
2013年→21戦1勝・獲得賞金1045万円
2014年→27戦1勝・獲得賞金1913万円
2015年→29勝2勝・獲得賞金1510万円
と、2001年~2003年までと比べたら、出走させた回数は同じくらいですが、
賞金が3分の1ほどになっていますので、今年の西村オーナーは、
「もっと多くの賞金を稼ぎたい」と考えている筈です。
そして1着賞金1500万円(馬主の取り分は8割の1200万円)
のSTV杯にイキオイを出走させますし、このレースが行われる函館競馬場は、
「花びしホテル」から車で5分ほどで行ける「完全なお膝元」です。
そこで、西村オーナーの立場であれば、「お膝元のメインレースを勝ちたい」と考えて、
この馬を預けている杉浦調教師に、間違いなくメイチの勝負仕上げをお願いしますし、
最終追い切りの報告が
「ウッドコースで一杯に追われて、5Fが67秒7、終いの1Fが11秒9
という時計を出していました。仕掛けられると抜群の反応で一気に伸びてい
ましたし、馬体に張りがあって、毛ヅヤもピカピカでしたから、昇級初戦の
ここでもヒケを取らないでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できます。