「千明牧場」が新潟2歳Sに使う、

キャプテンペリーについて。

「千明牧場」と言えば、

創業から90年近くも経っている歴史のあるところで、今までの生産馬には、

1936年の帝室御賞典(今の天皇賞)・秋を勝ったマルヌマや、

1938年のダービーと1939年の帝室御賞典・春を勝ったスゲヌマや、

1963年の天皇賞・春を勝ったコレヒサや、

1963年の皐月賞とダービーを勝ったメイズイや、

1966年の天皇賞・秋と有馬記念を勝ったコレヒデや、

1983年にクラシック三冠を達成したミスターシービーなど、GI馬が何頭もいます。

ちなみに、オーナーブリーダーとして馬を走らせている「千明牧場」は、

スゲヌマ(先々代・千明賢治さんの所有)、メイズイ(先代・千明康さんの所有)、

ミスターシービー(千明牧場の所有)と、日本で唯一、親子三代でダービーを勝っている名門です。

ただ、1983年にミスターシービーで牡馬クラシック三冠を達成してからは、

目立った活躍馬を出せていない状況で、もう30年以上も重賞を勝てていないのですから、

今は千明牧場の関係者が、「久し振りに重賞を勝ちたい」と強く願っているのでしょう。

また、今年に入ってからの「千明牧場」は、なかなか勝てなかったのですが、

キャプテンペリーを使った7月11日(土)の2歳新馬で、ようやく初勝利を上げられました。

ただ、今年は他のレースを全く勝てていませんので、間違いなく今は牧場の皆さんが、

「もっと多くの賞金を稼ぎたい」と考えている筈で、1着賞金3000万円(馬主の取り分は8割の2400万円)

の新潟2歳Sに使うキャプテンペリーのことを、早い内から私は「勝負懸かり」と考えていましたし、

美浦から届いている最終追い切りについての報告が、

「レースでも乗る大野騎手が南ウッドに入れて、
全体が69秒8、終いが12秒7という時計を馬な
りで出していて、メイスンヴィーナスをコンマ4秒
追走して、最後は同入していました。動きが、全身
を大きく使った躍動感のあるものでしたっから、力
を出せるデキに仕上がったのでしょう」

というものでしたから、いいレースをしてくれそうですね。


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