「シンボリ牧場」がアイビスSDに登録している、
シンボリディスコについて。
「シンボリ牧場」は、先々代の和田孝一郎さんが千葉県で創業した「新堀牧場」を、
先代の和田共弘さんが大きく発展させたところで、今は、千葉県の成田市にある「シンボリ牧場」と、
岩手県の九戸郡にある「岩手シンボリ牧場」と、富川にある「日高シンボリ牧場」と、
その近くにある「シンボリスタリオンステーション」の4ヶ所で生産と育成をやっています。
ちなみに、今の代表は三代目の和田孝弘さんです。
JRAの馬主資格を持っている、オーナーブリーダーの「シンボリ牧場」は、
1967年の天皇賞・春などを勝ったスピードシンボリや、
1984年の牡馬クラシック3冠馬シンボリルドルフや、
1999年のNHKマイルCを勝ったシンボリインディや、
2002年と2003年の天皇賞・秋と有馬記念を連覇したシンボリクリスエスなどを走らせていたことでお馴染みです。
「シンボリ牧場」の持ち馬は、2005年のCBC賞をシンボリグランで勝ってから、
ずっと重賞を勝てずにいましたが、今年の福島牝馬Sをスイートサルサが勝って、
9年以上も続いていた重賞の連敗を止められたのですから、きっと牧場の皆さんはホッとした筈です。
また、「シンボリ牧場」は、オーナーブリーダーでありながら、
毎年、競走馬セールに何頭も上場していて、今年もまず、
7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→3頭を8424万円で売却(2頭が主取)
7月21日(火)の「HBAセレクションセール」→5頭を4503万円で売却(1頭が主取)
と、2つのセールで計8頭を総額1億2927万円で売却していました。
更に「シンボリ牧場」は、8月27日(木)に行われる「HBAサマーセール」にも、
10頭を上場させることが決まっていて、自家生産馬のシンボリディスコがアイビスSDを勝てば、
セールに来る馬主さん達に、「シンボリ牧場の生産馬は走る」という印象を与えられて、
10頭の落札価格がきっと高まるでしょうね。
ですから、私が「シンボリ牧場」の関係者でしたら、
この馬を預けている高橋祥泰調教師に、間違いなくメイチの勝負仕上げをお願いする筈です。