JDDが行われる2000mのレースは、外回りのコースで行われる。
ちなみに内回りで行われるのは1500mと1600m。
外回りの最後の直線距離は386m。
上半期総決算レースの帝王賞や、年末のGI東京大賞典が行われるコースとしてもお馴染みで、3歳世代No1決定戦に相応しい王道コース。
直線の入り口付近からスタートするため、最初のコーナーまでは約500mの距離がある。
テンの争いが激しくなっても最初のコーナーを迎えるころにはペースが落ち着いていることが多い。
また最初のコーナーまでには馬群がある程度縦長になるため、外枠によるコーナーの距離損は殆どない。
よって、内を見ながら好きなポジションが取れる外枠の利点が最大限に活かせるコースといえる。
地方競馬とはいえ、南関で最大規模を誇る競馬場(外回り周回距離1600m)らしく、よほどの力差がない限り易々と逃げ切ることは難しい。
先行馬が有利といえるが、ペースによっては捲りを含めた差し馬同士の決着となることも少なくない。
過去5年のジャパンダートダービー。
■01.配当
過去5年の馬連と三連複の配当は以下のとおり。
馬連 - 三連複
2016:2,420円- 1,830円
2015: 210円- 1,730円
2014: 350円- 820円
2013: 290円- 1,680円
2012:1,260円-17,140円
馬連の3桁配当が3回あり、堅い傾向のレース。
■02.人気
人気馬の成績は、
1番人気(2-2-1-0/5)
2番人気(2-1-0-2/5)
3番人気(0-1-0-4/5)
また、過去5年の連対馬の人気は以下のとおり。
※左が優勝馬
2016:4人気 → 3人気
2015:2人気 → 1人気
2014:2人気 → 1人気
2013:1人気 → 2人気
2012:1人気 → 4人気
1番人気は過去10年に範囲を広げても(4-2-2-2/10)という成績で複勝圏率80%。
■03.4角位置
過去の連対馬の4角の位置取りは、以下のとおり。
※左が優勝馬
2016:4番手 → 1番手 良
2015:6番手 → 1番手 不
2014:7番手 → 2番手 稍
2013:1番手 → 5番手 良
2012:6番手 → 1番手 良
4角で1、2番手につけた馬が現在5年連続で連対中
■04.所属
過去5年の連対馬の所属は以下のとおり。
※左が優勝馬
2016:J → J
2015:J → J
2014:J →大
2013:J → J
2012:J → J
過去5年の連対馬10頭中9頭はJRA所属馬。
また、その9頭のうち8頭は栗東所属馬だった。
なお、14年に連対した地方馬は、1番人気に支持された大井所属のハッピースプリント。
■05.前走レース
前走レース(着順)
京都1800mのOP:4頭(1、1、1、1)
兵庫CS :2頭(1、1)
ユニコーンS :1頭(1)
中央1000万下 :1頭(1)
日本ダービー :1頭(7)
東京ダービー :1頭(1)※地方重賞
前走京都1800mで行われたOP(14、16年鳳雛S、13年昇竜S、12年端午S)で1着だった馬が4頭で最多。
前走着順は、10頭中9頭が前走1着だった。
■06.前走人気
1番人気 :6頭
2番人気 :2頭
3番人気 :0頭
4番人気 :1頭
5番人気以下:1頭
過去5年の連対馬10頭中8頭は、前走で2番人気以内の支持を集めていた。
なお、前走5番人気以下だった12年の2着馬トリップは、前走が日本ダービー(16番人気)だった。
■07.ダートでの勝利数
過去5年の連対馬のうち、地方所属馬を除く9頭中8頭にはダートで3勝以上を挙げた実績があった。
例外の1頭は、JDDが初ダートだった12年の2着馬トリップ。
■08.距離1700m以上の実績
過去5年の連対馬のうち、地方所属馬と初ダート馬を除く8頭中7頭には距離1700m以上で行われたダート戦(交流重賞含む)で3勝以上を挙げた実績があった。
例外の1頭は、15年の優勝馬ノンコノユメで、ダート1800mは(1-1-0-1/3)という成績だった。