桜花賞6番人気7着
キャットコインについて
【血統】
父ステイゴールドの産駒はオークスで4戦し、2012年にアイスフォーリスが9番人気で3着に入っている。叔父にジャパンCなど[G1]3勝のゼンノロブロイがいる血統だが、祖母の父マイニング、3代母の父とスピード寄りの配合。半姉タガノエリザベート(父スペシャルウィーク)も1400mまでしか勝利はなく、オークスでは9着だった。本質的には短距離〜マイル向きだ。父の血の後押しはあるが、芝2400mは歓迎材料ではない。
【脚質】
マイルばかり4戦使われているが、長い距離でも十分にやれるとにらむ。何故なら昨年のひいらぎ賞。厳しい流れの中、最後までしっかり伸びて勝ち切ったからだ。クイーンCを緩まない流れを味方につけて快勝。スタミナはかなり備えているのではないか。初めて2400mには楽々と対応する筈だ。東京コースも2戦2勝とお手の物。アウェイの桜花賞では12キロも減らし、パドックで寂しい馬体だったがホームで逆襲に転じる。
【状態】
桜花賞時は栗東に早目入厩。ただ長距離輸送が予想以上にこたえ、一週前の立ち写真では明らかにひ腹が細化。当日までに少し回復したもののマイナス12キロで戻りきれてなかった。レースでも闘志だけでは戦えずスタミナに影響。ダメージから立ち直るには少し時間が短すぎるが、慣れたホームでの調整になり、Pコースの軽目の調教に戻れば精神面でのストレス軽減は見込める。小柄でもき甲の発育はいいので体重が430キロ台後半に戻るかがポイント。