愛知杯で「期待している存在」として見ているのは、
一口馬主クラブの「キャロットファーム」が登録している、
ディアデラマドレとバウンスシャッセです。
同クラブの愛馬会法人である、「キャロットクラブ」の代表を務めている手嶋龍一氏は、
1997年からNHKのワシントン支局長を務めた経歴があり、
2001年に起きたアメリカの「9・11同時多発テロ事件」の際には、
11日間に渡った「24時間中継」を担当しており、2005年にNHKを退局してからは、
外交ジャーナリストとして活動し、2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が
33万部のベストセラーとなるなど、作家とし非常に高い評価を受けております。
ちなみに、一般的にはほとんど知られていないことですが、
手嶋氏の執筆場所は、同氏が「永遠の親友」と語る
吉田勝己オーナーが代表を務めている「ノーザンファーム」の中にあり、
「千歳空港から僅か15分ほど」というアクセスの良さや、
牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、
手嶋氏はとても気に入っているそうで、
素晴らしい執筆場所を提供してくれた吉田勝己オーナーに、
手嶋氏は深く感謝しているそうです。
更に手嶋氏は、現在、慶應大学の大学院で教授として「インテリジェンス論」の講義を行い、
外交・安全保障を中心とした後進の指導に取り組んでいる上、「シューイチ」、
「情報ライブ・ミヤネ屋」といったテレビ番組などにコメンテーターとして出演するなど、
執筆以外の分野でも華々しく活躍しております。
そして、華々しい活躍と言えば、「キャロットファーム」の所属馬にも当てはまる筈です。
何しろ、今年の同クラブは、ハープスターが桜花賞とチューリップ賞と札幌記念を制し、
ディアデラマドレが府中牝馬SとマーメイドSを制し、
トゥザワールドが弥生賞を制するなど、
先週までの時点で重賞を9勝もしていますし、
1位「キャロットファーム」→111勝・獲得賞金26億8324万円
2位「社台レースホース」→98勝・獲得賞金23億5805万円
3位「サンデーレーシング」→95勝・獲得賞金22億7118万円
と記せば分かる通り、「今年の馬主リーディング1位」が確定的な状況となっているのですから。
しかし、こういった成績の伸びが、出資者の増加に直結していないようで、
今年の「キャロットファーム」は、計85頭の「2014年度募集馬」に関して、
満口となっているのは52頭で、「募集中止」となった1頭を除く残りの32頭は、
現在も出資を受け付けております。
したがって、現在はクラブの関係者全員が、
「過去の募集馬をもっと活躍させて、全ての馬を満口にしたい」
と強く願っている筈で、今週、愛知杯に登録しているディアデラマドレとバウンスシャッセについて、
早い段階から私は「どちらも勝負懸かり」と見ておりました。
そして、それぞれの最終追い切りに関する報告も、
□ディアデラマドレ
「昨日、レースでも乗る藤岡騎手が芝コースに入れて、全体が87秒7、
終いが11秒4という時計を出していました。完全に馬なりだったことと
馬場が渋っていたことを考えると、時計はこれで十分なのでしょうし、動
き自体がかなり軽快で、体の張りや毛ヅヤも非常に良く見えましたから、
完調だと判断していいでしょう」
□バウンスシャッセ
「昨日、芝コースで、ロサギガンティアとの併せ馬をこなし、全体が65秒0、
終いが11秒7という時計を出していました。レースでも乗る北村宏司騎手が
跨って、コンマ9秒後ろにいた相手に、最後はコンマ2秒差まで詰め寄られて
いましたけど、馬場が渋っていたことをものともせず、力強い脚捌きを見せて
いましたし、気合い乗りも抜群でしたから、申し分のない状態に仕上がってい
る筈です」
という内容でした。
そのため、この2頭の上位入線を期待しております。