大和屋暁オーナーが府中牝馬Sに登録している、

オツウについて。

大和屋オーナーは、映画監督や脚本家として、「ルパン三世」や「元祖天才バカボン」や

「怪物くん」など数多くのアニメ作品を手掛け、1993年に亡くなられた大和屋竺氏のご子息で、

ご自身も脚本家として、「銀魂(ぎんたま)」や、「金色のガッシュベル」や、

「おジャ魔女どれみ」といったアニメ作品の脚本やシリーズ構成を手掛けており、

今年に入ってからは、「あしたのジョー」などで知られるちばてつや調教師の作品で、

テレビ朝日系列で放送されている「暴れん坊力士・松太郎」や、同系列で放送されている

「列車戦隊・トッキュウジャー」の脚本を担当していますから、「引く手あまたの売れっ子脚本家」と言えるでしょう。

ちなみに大和屋オーナーは、JRAの個人馬主となる前から、

「超」が付くほどの競馬好きだったようで、昔から、ご自身の作品に競馬のシーンや馬名を多く取り入れている上、

「社台レースホース」の会員として、出資馬ハーツクライが2005年の有馬記念を勝っており、

同馬が制した2006年のドバイシーマクラシックでは口取りに参加していました。

また、「社台レースホース」への出資は今でも続けており、最近の主な出資馬の中には、

2010年の東京スポーツ杯2歳Sで2着に入ったリフトザウイングス(父ハーツクライ)などがいるようです。

そして、大和屋オーナーが個人馬主としてJRAで走らせ始めたのは2011年からでして、

それから昨年までは、

2011年→獲得賞金2498万円
2012年→獲得賞金7582万円
2013年→獲得賞金2億2414万円

という形で順調に獲得賞金を増やしていますし、今年に入ってから先週までも、

まずJRAでは、ジャスタウェイで制した安田記念など、

「5勝・獲得賞金2億1060万円」という成績を残している上、海外では、

ジャスタウェイでドバイデューティーフリーを制し、

300万ドル(当時のレートで約3億0555万円)を獲得しており、

既に昨年を大きく上回る5億円以上の賞金を獲得しております。

しかし、大和屋オーナーは、先週までの成績に満足せず、今度も貪欲に賞金獲得を狙ってくる筈です。

何故なら大和屋オーナーは、10月5日(日)の凱旋門賞にジャスタウェイを出走させたものの、

8着という結果に終わっているのですから。

このレースに向けて、まず大和屋オーナーは、自ら応援のためフランスに渡っていましたし、

祝勝会の場所まで手配していたそうですから、ジャスタウェイが8着に負けてしまったことを、

非常に悔しく思っているのでしょうし、間違いなく現在は、

「この悔しさを他の馬で晴らしたい」と考えていることでしょう。

そして今週は、府中牝馬Sにオツウを登録していて、ここを勝てば、

凱旋門賞の悔しさを晴らせるだけではなく、このレースの1着賞金5300万円の内、

「馬主の取り分」にあたる8割の4240万円を一気に得られることとなります。

よって、私が大和屋オーナーの立場であれば、ジャスタウェイに加えて、

オツウも預けている須貝調教師に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを依頼しますし、

オツウの最終追い切りについて、

「坂路で一杯に追われて、全体が54秒4、終いの1ハロンが12秒4という、
馬場状態を考えれば十分な時計を出していて、鞍上が仕掛けた後は、鋭く伸びて
キレのある動きを見せていましたから、いい状態でレースに臨める筈です」

という内容でしたから、上位に食い込める可能性が十分にあるでしょう。


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