加藤千豊オーナーが皿倉山特別に出走させる、
スペキュレイターについて。
加藤オーナーの本業は、愛知県名古屋市の中区にある、
「かとうせんとよレディスクリニック」の院長です。
加藤オーナーは、名古屋大学の医学部を卒業して、そこの大学院で研究生活を送った後、
「名古屋第二赤十字病院」で副部長として5年、
「岡崎市民病院」で部長として10年、
「中部労災病院」で副院長として12年の勤務を経て、
「かとうせんとよレディスクリニック」を開業しています。
同クリニックでは、妊娠診断や不妊症など、女性特有の悩みを克服できるよう、
プライバシーをとても大事にしていて、診察室は電子カルテを導入した個室となっています。
また、看護師や受付のスタッフの対応がとても丁寧で親切なことや、
受診の予約がインターネットで行なえることなどが、好評を博しているそうですから、
その院長を務めている加藤オーナーは、多くの女性患者から厚い信頼を寄せられている筈です。
そして馬主としての加藤オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2006年からで、
現在までに10頭を所有していて、過去の代表的な存在としては、
2013年の京都ハイジャンプで2着に入ったハイローラーが挙げられます。
2013年の加藤オーナーは、このハイローラーなどの活躍によって、
「3勝・獲得賞金6746万円」という過去最高の成績を残していました。
ただ、一昨年と昨年は、
2014年→1勝・獲得賞金1527万円
2015年→0勝・獲得賞金810万円
と、続けて大きく賞金が減っているのですから、今年の加藤オーナーは、
「過去2年の分をしっかり稼ぎたい」と考えている筈です。
そして今週は、1着賞金1400万円(馬主の取り分は8割の1120万円)
の皿倉山特別にスペキュレイターを出走させますので、加藤オーナーの立場でしたら、
この馬を預けている木原調教師に、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますし、
最終追い切りについての報告が、
「坂路に入れられて、4Fが54秒5、終いの1Fが12秒6という時計を
馬なりで出しておりました。コンマ6秒先行していて、一杯に追われていた
メイケイオリオン(3歳未勝利)を追い掛けて、最後はコンマ2秒先着と
いう内容で、相手が格下だったとは言え、力強い脚捌きで楽に交わしており
ましたから、力を出せる状態に仕上がっているんでしょう」
という報告でしたから、好レースが期待できると見ています。