「ビッグレッドファーム」が目黒記念に登録している、
コスモロビンについて。
「ビッグレッドファーム」は、
「マイネル軍団の総師」こと岡田繁幸オーナーが1974年に作った牧場で、
1989年頃には静内に「ビッグレッドファーム真歌トレーニングパーク」を、
1998年頃には新冠に「ビッグレッドファーム明和」を、
2007年には茨城県の鉾田市に「ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンター」
をそれぞれ作るなど、どんどん規模を大きくしていて、
初めは岡田オーナーが代表でしたが、今の代表は、
「総帥」の奥さんの美佐子さんです。
そして、一昨年の「ビッグレッドファーム」は、
コスモセンサーで勝った弥生賞など、
「47勝・獲得賞金8億6396万円」という成績を残していましたけど、
昨年はコスモネモシンで新潟記念を勝ってはいるものの、
「27勝・獲得賞金5億4537万円」と、
前年より勝利数で「20勝」、
獲得賞金で「3億1859万円」も数字が落ちています。
ですから、今年は「ビッグレッドファーム」の皆さんが、
「最低でも昨年以上の成績を残したい」
と考えている筈ですけど、先週までの時点で、
「9勝・獲得賞金1億9297万円」と、
まだ昨年の3分の1ほどの数字ですから、
今は「ビッグレッドファーム」の皆さんが、
「賞金の高い重賞を勝って、早く賞金を稼がなくては」
といった危機感を持っていると私は見ています。
また、「ビッグレッドファーム」は、
毎年欠かさず競走馬セールで馬を購入していて、昨年も、
「HBAトレーニングセール」→700万円を使い1頭を落札
「セレクトセール」→1億2200万円を使い7頭を落札
「HBAセレクションセール」→9320万円を使い8頭を落札
「HBAサマーセール」→1億4340万円を使い35頭を落札
「HBAオータムセール」→2590万円を使い10頭を落札
と、全部で3億9150万円を使って61頭を落札していました。
そして、今年も5月19日(月)に行われた「千葉サラブレッドセール」で、
「ペッシュドールの2012」(牝・父スペシャルウィーク)
を600万円で落札していますので、きっと、
7月14日(月)~15日(火)に行われる「セレクトセール」や、
7月22日(火)に行われる「HBAセレクションセール」など、
これから行われるセールでも落札する筈ですから、
それに向けて、「ビッグレッドファーム」の関係者の皆さんが、
「できるだけ多くのセール資金を稼いでおきたい」
とも考えていることでしょう。
そのため、1着賞金5500万円(馬主の取り分は8割の4400万円)
の目黒記念に登録しているコスモロビンについては、
「ビッグレッドファーム」の関係者が、
この馬を管理している清水英克調教師に対して、
「メイチの勝負仕上げを指示している」
と見ていましたので、
最終追い切りの内容を確認したところ、
「今朝、坂路で全体56秒7、終い13秒1という時計を出していて、
キビキビとした素軽さのある動きで、最後まで集中力を保った走りを
見せていました。デキは前走の大阪―ハンブルクCより、明らかに上
だと判断していいでしょう」
という内容でしたから、
キッチリ上位に食い込んでくると見ています。
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