皐月賞に

ステファノス
トゥザワールド
バウンスシャッセ

を登録している、

「キャロットファーム」について。

一口馬主クラブ・「キャロットファーム」の愛馬会法人である

「キャロットクラブ」の代表を務めている手嶋龍一氏と言えば、

かつてNHKに所属しており、

1997年からはそのワシントン支局長を務め、

2005年にNHKを退局した後は、外交ジャーナリストとして活動しながら、

2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が

33万部のベストセラーとなるなど、

作家として非常に高い評価を受けています。

ちなみに、一般的にはあまり知られていませんが、

手嶋氏の執筆場所は、同氏が、「永遠の親友」と語る

吉田勝己オーナーが代表を務める「ノーザンファーム」の中にあり、

「千歳空港から僅か15分ほど」という立地や、

牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、

手嶋氏はとても気に入っているそうで、

素晴らしい執筆場所を提供してくれた勝己オーナーには、

とても感謝しているそうです。

また、手嶋氏は、慶應大学の大学院で教授として

「インテリジェンス戦略論」、

「現代外交・安全保障論」の講義を行っており、

他にも、「シューイチ」、「情報ライブ・ミヤネ屋」

といったテレビ番組に出演するなど、

執筆以外でも活躍の場を広めています。

そして、今年に入ってからの「キャロット」は、

ハープスターで桜花賞を制すなど、

先週までで重賞4勝を含め33勝を上げ、

獲得賞金は7億9259万円としており、

「馬主リーディング」に於いては、

「34勝・獲得賞金6億9953万円」で、

現在2位の「社台レースホース」に対し、

1億円近い差を付けています。

ただ私は、

「この好成績が出資者の増加に直結していない」

という印象を抱いております。

何しろ、「キャロット」では、

全部で93頭いる現2歳世代の「2013年度の募集馬」について、

満口となっているのは65頭で、

「募集中止」となった1頭を除く残りの27頭は、

現在も出資を受け付けているのですから。

よって、クラブの関係者達は

、残りの27頭を少しでも早く満口にするためにも、

過去の募集馬には、できるだけ多くの賞金を獲得させて、

出資を検討している方に対し、

「キャロットの募集馬はしっかりと稼がせてくれそうだ」

といった印象を与えたいと考えている筈であり、

私がクラブの関係者であれば、

1着賞金9700万円の皐月賞に登録している

ステファノスとトゥザワールドとバウンスシャッセについては、

それぞれの馬を管理している厩舎に対して、

メイチの勝負仕上げを依頼するのは間違いありません。

実際、3頭の最新の内容調教についての報告も、

・ステファノス
「今朝、美浦から駆けつけた、レースでも乗る予定の後藤君が、
CWで一杯に追って、全体が84秒5、終い1ハロンを12秒
1でまとめておりました。エアラギオールをコンマ7秒前に置
く形での調教で、最後はコンマ1秒差を付けて先着していまし
たし、全身を使ったフォームでキレのある動きを見せていたよ
うに、状態の良さには太鼓判を押せますね」

・トゥザワールド
「今朝、主戦の川田君がCWに入れて、ウインサーガを4馬身
クラージュドールを2馬身追い掛ける形の調教で、直線で、鞍
上が少し気合いを付けると、抜群の反応で、2頭を一気に置き
去りにし、ウインサーガに2馬身、クラージュドールに1馬身
半を付けるとてもいい内容でした。時計も、全体が81秒4、
終いが12秒0と、馬なりでこれだけの時計を出せるんですか
ら、この一本で完璧に仕上がったと見ていいでしょう」

・バウンスシャッセ
「昨日の朝、木曜日の最終追い切りに備えて、軽く流す程度に
坂路を2本駆け上がっていました。牝馬とは思えないほど立派
な馬体をしていますし、馬体の張りや毛ヅヤの良さから、デキ
がいいことをハッキリと感じ取れますね。明日の追い切りでは
ほぼ完璧に仕上がる筈です。ただ1頭の牝馬とは言え、軽視す
るのは禁物と言えるでしょう」

という、見込み通りのものでした。

また、今週「キャロット」は、

1着賞金3500万円のアンタレスSに、

ゴールスキーとナイトフッドを登録しておりますが、

この2頭についても、「勝負懸り」であると判断するべきでしょう。

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