皐月賞に

イスラボニータ
キングズオブザサン
ロサギガンティア

を登録している、

一口馬主クラブの「社台レースホース」について。

昨年の同クラブは、重賞8勝を含む111勝を上げ、

23億7888万円の賞金を獲得しておりましたが、

それに対して、

「身内とは言え最大のライバル」

と言える「サンデーレーシング」は、

重賞6勝を含む103勝を上げ、

26億5053万円の賞金を獲得し、

2010年から4年連続で

「JRA馬主リーディング」

で1位に輝いているのですから、

この状況にクラブの関係者達が

強い危機感を抱いているのは間違いありません。

そのため、今年はクラブの関係者達が、

「何としても馬主リーディング1位を取りたい」

と考えている筈ですが、

先週までの順位は、

1位「キャロットファーム」→33勝・獲得賞金7億9259万円
2位「社台レースホース」→34勝・獲得賞金6億9952万円
3位「サンデーレーシング」→24勝・獲得賞金5億9563万円

と、「サンデーレーシング」には、

1億円以上の差を付けているものの、

ハープスターで桜花賞を制した「キャロットファーム」には、

1億円近くの差を付けられているのですから、

今週以降、

クラブの関係達が全力で巻き返しを図ってくるのは

間違いないと私は判断しております。

また、

「社台レースホース」は、

計86頭の「2013年度募集馬」(現2歳世代)について、

73頭は満口となっているものの、

募集中止となった2頭を除く残りの11頭は、

募集開始から10ヶ月近く経った現在でも、

まだ出資を受け付けております。

これが一般的な一口馬主クラブであれば、

「大いに順調」と言えますが、

最大手の「社台レースホース」の関係者は、

決して満足していない筈ですから、

現在、クラブの関係者達が、

「過去の募集馬を重賞で活躍させて、
残りの馬を早く満口にしたい」

と考えているのは当然でしょう。

また、これまで同クラブは、

ジェニュインで制した1995年の皐月賞や、

ネオユニヴァースで制した2003年のダービーと皐月賞や、

ダンスインザムードで制した2004年の桜花賞や、

キャプテントゥーレで制した2008年の皐月賞など、

クラシックを多く勝っておりますが、

ここ数年はご無沙汰している状況で、

2011年の桜花賞をマルセリーナで制してから、

3年以上も勝てておりません。

そのため、このままですと、

出資を検討している顧客層に対して、

「社台レースホースの募集馬はクラシックを勝てない」

という印象を与えてしまうでしょう。

よって、現在、クラブの関係者達は、

「何としてもクラシックを勝ちたい」

と強く願っている筈ですから、

皐月賞のイスラボニータとキングズオブザサンとロサギガンティアの3頭については、

「勝負懸かり」で出走させてくる可能性が高いと判断しております。

また、今週の「社台レースホース」は、

アンタレスSにもゴールスキーとナイトフッドを出走させますので、

こちらも「クラブをアピールして出資者増加に繋げたい」

という観点から踏まえれば、

「勝負懸かり」だと私は判断しております。

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