和布刈特別で注目しているのは

谷口屯オーナーが出走させる

タムロミラクル。

谷口オーナーの本業は、JR鹿児島駅の近くに本社を構えている、

「丸福建設株式会社」の代表取締役会長です。

同社は、1949年に創業された「合資会社末吉組」が前身で、

1958年頃に現在の形の法人となり、

1975年、現会長の谷口オーナーが代表取締役社長となってからは、

お膝元の鹿児島県を中心に、トンネル工事、道路の舗装、

産業廃棄物の処理といった事業を九州各地で手掛けております。

そして現在は、本社に加えて、瀬戸内営業所(奄美大島)、

屋久島営業所、薩摩川内営業所という三つの拠点を構えており、

50名の1級土木施工管理技士、20名の甲種火薬類取扱保安責任者といった有資格者を筆頭に、

100名近くの社員を擁している筈です。

同社のこれまでの主な功績としては、

2008年、鹿児島市のJR広木駅で行った駅前広場の整備工事に対し、

同市の森市長から感謝状を授与されたことや、

2009年、東九州自動車道の日向ICで行ったコンクリートのひび割れ防止工事に対し、

西日本高速道路株式会社の九州支社から「特別優秀賞」を授与されたことや、

2010年に行った、鹿児島県姶良市にある、「網掛橋」の補強工事完了に対し、

国土交通省から「行政功労表彰」を受けたことなどが挙げられます。

このように、各方面から高い評価を受けている同社は、

「地域発展に貢献している優良企業」と認められている筈であり、

その経営者である谷口オーナーは、2003年に「旭日小授章褒章」を受章した経歴などから、

「誰もが認める鹿児島の名士」と言えるでしょう。

なお、谷口オーナーは、1996年からJRAで馬を走らせ始めており、

過去の代表的な存在として、真っ先に思い付くのは、

2001年の小倉2歳Sと阪神JFを制したタムロチェリーです。

同年の谷口オーナーは、このタムロチェリーの活躍などにより、

「3勝・獲得賞金1億0041万円」と、過去最高の賞金を獲得しております。

その後、谷口オーナーは、14年以上も重賞を勝てておりませんが、

2012年には、タムロスカイが逢坂山特別と常総Sを、

タムロトップステイが新馬戦とアザレア賞を制し、

「4勝・獲得賞金7273万円」という、まずまずの成績を残しておりました。

だた、昨年までの3年間は、

2013年→1勝・獲得賞金3348万円
2014年→1勝・獲得賞金1299万円
2015年→2勝・獲得賞金2450万円

と、勝ち星と賞金のどちらも、2012年の半分ほどの数字が続いておりますので、

現在の谷口オーナーは、「そろそろ悪い流れを変えたい」と願っているでしょう。

そして今週は、1着賞金1400万円(馬主の取り分は8割の1120万円)

の和布刈特別にタムロミラクルを出走させますので、谷口オーナーの立場であれば、

この馬を預けている西園調教師に対して、メイチの勝負仕上げを依頼しますし、

最終追い切りについての報告が、

「坂路で一杯に追われて、4Fが52秒9、終いの1Fが12秒4
という時計を出しておりました。この日は、馬場が渋っておりまし
たけど、力強い脚捌きで走れておりましたので、前走よりデキは上
だと見ていいでしょう」

という内容でした。

これらの理由から、この馬を「大いに注目すべき存在」と見込んでおります。


当日厳選したレースでの
買い目をご希望の場合は
競馬会員にお申込み下さい。