金子真人オーナーがダービー卿CTに登録している、

マウントシャスタについて。

金子オーナーの本業は横浜市都筑区に本社を構えている、

東証一部上場企業・「株式会社図研」の代表取締役社長です。

同社の起源は、1976年に設立された

「株式会社図形処理技術研究所」でして、

1985年に現在の名称へ変更しており、

現在は、主にコンピュータを用いて設計を支援するソフトウェアの販売を手掛け、

その中でも、

「プリント基板」と言われる配線設計の支援システムは、

世界トップクラスのシェアを誇り、

世界各国で計5000社近くの企業に対して製品を提供しております。

また同社は、「図研エルミック株式会社」、

「株式会社ジィーサス」、「図研ネットウエイブ株式会社」、

「株式会社キャドラボ」といった4つの国内のグループ企業を所有している上、

「ZUKEN EAO(欧米に8か所)」、「ZUKEN KOREA Inc.」、

「ZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.」、「ZUKEN TAIWAN Inc.」、

「図研上海技術開発有限公司」といった海外の拠点を所有しており、

子会社を含めた従業員数は1200名近くを数えるのですから、

同社を一代で築き上げた金子オーナーが、

「ソフトウェア業界に於いて、

非常に重要な存在」であるのは間違いありません。

そして、金子オーナーと言えば、

1999年のスプリンターズSと

2001年の安田記念を制したブラックホークや、

2001年のNHKマイルCと

ジャパンCダートを制したクロフネや、

2004年のNHKマイルC

とダービーを制したキングカメハメハや、

2005年のクラシック3冠など

GI7勝を上げたディープインパクトや、

2007年のNHKマイルCを制したピンクカメオや、

2008年のジャパンCダートを筆頭に

GI7勝を上げたカネヒキリや、

2010年の牝馬3冠を制したアパパネなど、

これまでに非常に多くの活躍馬を所有しておりますので、

「競馬界に於いても、非常に重要な存在」と言えます。

また、一昨年の金子オーナーは、

ストローハットで制したユニコーンSなど、

「重賞1勝を含む40勝・獲得賞金7億1938万円」

という成績を上げていて、昨年は、

カミノタサハラで制した弥生賞や、

デニムアンドルビーで制したフローラSとローズSなど、

「重賞4勝を含む49勝・獲得賞金11億6207万円」

という成績を上げ、前年より勝利数で「9」、

獲得賞金で「4億4269万円」も上回る成績を残しておりました。

ただ、

ディープインパクトがGI4勝を上げた2006年の金子オーナーは、

「重賞6勝を含む40勝・獲得賞金15億5696万円」

という成績を残しており、

昨年より獲得賞金が「3億9489万円」も多かったのですから、

昨年の成績だけに金子オーナーは、

決して満足していないでしょう。

そのため、今年は金子オーナーが、

「少しでも2006年の成績に近づけたい」

と考えている筈ですが、先週までの成績は、

2013年(1月~3月)→14勝・獲得賞金2億9049万円
2014年(1月~3月)→15勝・獲得賞金2億7339万円

と、勝利数では昨年を上回っているものの、

獲得賞金が下回っておりますので、

現在、金子オーナーは、

「賞金の高い重賞を勝っておきたい」

と強く願っている筈です。

ただ、現在、所有している63頭の内、

これまでに2億6359万円の賞金を獲得している

「稼ぎ頭」のデニムアンドルビーは、

昨年のローズSを勝ってから、「3連敗中」となっている上、

先週のドバイシーマクラシックでは、

10着に大敗しておりますので、

間違いなく現在は、

「その分を他の馬でカバーしておきたい」

とも考えているでしょう。

よって、1着賞金3800万円
(馬主の取り分は8割の3040万円)の

ダービー卿CTに登録しているマウントシャスタについては、

金子オーナーが、この馬を管理している池江調教師に対して、

メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりましたので、

最終追い切りの内容を確認したところ、

「昨日、坂路で、全体が52秒8、
終い12秒3をマークしていました。
テンから意欲的に飛ばしたものの、
最後まで脚色は鈍ることなく、
とてもええ動きを見せてとりました。
これならこの馬の持っとる力を出し切れる
デキに仕上がったと判断していいでしょう」

というものでした。

これらの理由から、私はこの馬を、

「人気の有無に関わらず注目すべき存在」

と見込んでおります。

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