アンデバランSで注目すべき存在と考えているのは、
原司郎オーナーが出走させる
シンゼンレンジャー。
原オーナーは、愛知県の小牧市に本社を構えている、
「信善運輸株式会社」の代表取締役を務めております。
1987年に創業された同社は、当初、純粋な運送業務だけを手掛けていたそうですが、
徐々に事業を拡大しており、近年は、不動産の賃貸業務や、損害保険の代理店業務や、
自動車の販売業務や修理業務なども手掛けるようになっております。
そして現在は、貨物車両を200台以上も所有し、265人の従業員を雇用しているそうですから、
同社の代表取締役を務めている原オーナーは、「地元の経済や雇用に大きく貢献している人物」と言えるでしょう。
なお、同社の車両には、大きな赤いラインが描かれており、更にその下には、
「SHINZEN」と緑色で大きく描かれていて非常に目立ちますので、
この地域にお住まいの方であれば、ほぼ間違いなく、「信善運輸株式会社」のことを知っている筈です。
そして馬主としての原オーナーは、2008年頃からJRAで馬を走らせ始めていて、
これまでに現役の5頭を含む30頭近くを所有しております。
2013年の原オーナーは、「1勝・獲得賞金2408万円」という成績でしたが、
2014年は「4勝・獲得賞金4449万円」と、勝利数と獲得賞金のどちらも過去最高でしたから、
この結果をオーナーは大いに喜んだことでしょう。
しかし昨年は、シンゼンレンジャーがヴィクトリアRC賞を制し、
オーナーにとって初となる「特別レース勝ち」を収めたものの、
全体では「3勝・獲得賞金4168万円」に留まり、僅かですが前年を下回ってしまいましたので、
今年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
また、原オーナーはこれまでに、JRAで計13勝を上げておりますが、
まだ重賞は勝てておりませんので、現在は間違いなく、
「そろそろ重賞を勝ちたい」とも願っているでしょう。
そして、シンゼンレンジャーでオープン特別のアルデバランSを勝って本賞金を加算できれば、
今後の重賞レースに出走させられる可能性が高まり、「初の重賞勝ち」に大きく近付ける上、
このレースの1着賞金2200万円の内、「馬主の取り分」にあたる8割の1760万円を得られるのです。
したがって、原オーナーの立場であれば、この馬を預けている飯田祐史調教師に対して、
迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますし、最終追い切りについての報告が、
「坂路で強めに追われて、全体が55秒7、終いが
12秒6という時計を出しておりました。時計はそ
れほどでもありませんでしたが、馬体の張りが目を
引くものでしたし、毛ヅヤもピカピカでしたから、仕
上がりの良さには太鼓判を押せます」
という内容でしたから、好レースが期待できると考えております。