「東京ホースレーシング」がダービー卿CTに出走させる、

レッドアリオンについて。

「レッド」の冠名で馬を走らせている一口馬主クラブ

「東京ホースレーシング」の前身は、

1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、

2000年の中日スポーツ賞4歳S
(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコン

などでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」です。

その後は、パチンコ機器販売大手

「フィールズ株式会社」の代表取締役会長であり、

JRAの馬主としては、

ペルーサやカジノドライヴなどでお馴染みの

山本英俊オーナーがクラブの権利を取得し、

2007年7月4日付で、

「東京ホースレーシング」に名称を変更しており、

現在は、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務め、

同クラブの愛馬会法人「東京サラブレッドクラブ」の代表は、

中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの弟で、

プロゴルファーの西川哲氏が務めています。

また、

「東京ホースレーシング」のこれまでの活躍馬には、

2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、

2010年の東京新聞杯を制したレッドスパーダや、

2011年のシンザン記念を制したレッドデイヴィスや、

同年の府中牝馬Sなどを制したイタリアンレッドや、

昨年の阪神ジュベナイルFを制した

レッドリヴェールなどが挙げられます。

そして、昨年の同クラブは、

レッドリヴェールで制した阪神JFなど、

重賞3勝を含む40勝を上げ、

今までで最高となる7億5630万円の賞金を獲得

という素晴らしい成績を残していましたが、

それが出資者増加に繋がっていない状況だと判断しています。

と言いますのも、同クラブは、

計33頭の「2013年度募集馬」(現2歳世代)について、

昨年の8月19日(月)~9月2日(月)まで「先行募集」を行い、

9月9日(月)から「通常募集」を行っていますが、

募集開始から既に半年以上が経っているにも関わらず、

満口となっているのは、昨年のエプソムCなど、

重賞4勝を上げているクラレントの半妹にあたる

「エリモピクシーの2012」(牝・父ディープインパクト)

などの12頭で、募集中止となった1頭を除く

20頭は現在も出資を受け付けているのですから。

そのため、現在、クラブの関係者達は、

「過去の募集馬を重賞で活躍させて、
少しでも多くの馬を満口にしたい」

と考えている筈ですが、

今年に入ってから先週までの同クラブは、

レッドアリオンで制したニューイヤーSなど、

14勝を上げているものの、重賞では、

レッドスパーダがオーシャンSで3着に入ったのが最高で、

「10戦0勝」となっていますので、

間違いなく現在は、

「一刻も早く重賞の連敗を止めておきたい」

と考えているでしょう。

また、クラブは74頭の現役馬を所有していて、

その内の「稼ぎ頭」は、これまでに

2億8159万円の賞金を獲得しているレッドスパーダですが、

この馬は昨年の関屋記念を勝ってから、

「5連敗中」となっていますので、

現在クラブの関係者達は、

「その分を他の馬でカバーしておきたい」

とも考えている筈です。

よって、1着賞金3800万円
(馬主の取り分は8割の3040万円)の

ダービー卿CTに出走させるレッドアリオンについては、

クラブの関係者がこの馬を管理している橋口調教師に対して、

「メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高い」

と見ておりましたので、

最終追い切りの内容を確認したところ、

「昨日、坂路でビッシリと追って、全体で51秒5、
終い13秒3という時計を出しとしました。
力強い脚捌きで意欲的な調教をこなせとりましたし、
追い切った後は、いい意味でのうるささ
を見せるようになって気合いも乗ってきたようで、
体の張りも抜群に見えましたから、
この馬の持っとる力は、十分に出せるデキと
仕上がったと判断していいでしょう」

という内容でしたから、

見込みは正しかったと確信しています。

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