アーリントンCにアドマイヤメテオ、

中山記念にアドマイヤサガスを登録している、

近藤利一オーナーについて。

近藤オーナーは、大阪市の北区に本社を構え、

建築解体業などを手掛けている

「合建株式会社」の代表取締役会長です。

近藤オーナーがJRAの個人馬主となったのは、

1984年頃のことでして、初めての持ち馬には、

明らかに本業から引用したと思える

「カイタイオー」と名付けていました。

また、近藤オーナーは、

これまでに300頭以上を所有しており、

過去の代表的な存在としては、

1999年のダービーを制したアドマイヤベガ、

2001年の朝日杯FSを制したアドマイヤドン、

2002年の安田記念を制したアドマイヤコジーン、

2003年と2004年の

エリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴ、

2007年の宝塚記念などを制したアドマイヤムーン、

2008年の天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタなどが挙げられ、

これらの馬達の活躍などにより、

「GIレース10勝を含む重賞52勝」

という素晴らしい成績を残していますし、

少し前までは、「阪神馬主協会」の会長を務めていた上、

現在は、「日本馬主協会連合会」の

「労務預託委員長」を務めていることから、

「誰もが認める大物馬主」と言えます。

そして2006年の近藤オーナーは、

アドマイヤムーンで制した弥生賞や、

アドマイヤメインで制した青葉賞など、

重賞9勝を含む50勝を上げ、

自己最高となる13億6992万円の賞金を獲得していて、

2007年にも、アドマイヤムーンで制した京都記念と宝塚記念や、

アドマイヤジュピタで制したアルゼンチン共和国杯など、

重賞6勝を含む50勝を上げ、

13億0130万円の賞金を獲得していました。

ただ、過去5年の近藤オーナーは、

2009年→31勝・獲得賞金5億6570万円
2010年→32勝・獲得賞金6億3384万円
2011年→41勝・獲得賞金6億6831万円
2012年→32勝・獲得賞金6億4784万円
2013年→40勝・獲得賞金9億1013万円

という状況となっていて、昨年こそ、

前年を大きく上回る成績を残したものの、

2006年や2007年と比べると、

獲得賞金は4億円近く少ない訳ですから、

今の近藤オーナーは、間違いなく

「今年は、2006年や2007年のような成績を残したい」

と考えている筈です。

実際、その考えを示すかのように、

今年の近藤オーナーは、2月24日(月)までに、

「16勝・2億3838万円獲得」とし、

昨年の同じ時期の「5勝・1億5891万円獲得」

を大幅に上回るペースで結果を残しています。

ただ、重賞に関して言えば、

昨年のプロキオンSをアドマイヤロイヤルで勝ったものの、

それ以降は、勝てない状況が続いており、現在、

「22連敗中」となっていますので、近藤オーナーは、

「とにかく、重賞の連敗を止めたい」

と考えているのは間違いない筈です。

そこで、私が近藤オーナーの立場でしたら、

アーリントンCに登録しているアドマイヤメテオと、

中山記念に登録しているアドマイヤサガスに関しては、

管理している橋田調教師に対して、

お釣りを残さない勝負仕上げをお願いしますし、

実際、最終追い切りの内容についての報告も、

「見込み通り」と思えるものでしたから、

この2頭がいいレースをして、

近藤オーナーを喜ばせそうです。

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