阪急杯にサンカルロ、

中山記念にユールシンギングを登録している、

「社台レースホース」について。

同クラブは、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」で、

現在、クラブの代表取締役を務めている吉田晴哉氏は、

社台グループの創業者である吉田善哉氏のご子息であり、

社台ファームの代表・吉田照哉氏と、

ノーザンファームの代表・吉田勝己氏とご兄弟です。

「社台レースホース」が設立されたのは1980年のことで、

一昔前には、ジェニュイン、バブルガムフェロー、

タイムパラドックス、ネオユニヴァース、ハーツクライ

などで数多くのGIレースを制しているのは、

一般競馬ファンでもよく知っていることですから、

説明する必要はないでしょう。

そして、

1988年に設立された「サンデーレーシング」とは、

どちらも「最大手の一口馬主クラブ」であると誰もが認めており、

「身内であり最大のライバル」という関係だと言えますが、

「馬主リーディング」に於いての両者の1990年から、

過去5年前となる2009年までに、

両者が1位の座を獲得した回数を比べてみますと、

「社台レースホース」→18回
「サンデーレーシング」→2回

と、「社台レースホース」が「サンデーレーシング」を圧倒し、

「馬主リーディング1位」をほとんどと言ってよいほど、

独占していました。

しかしそれ以降、昨年までは、形勢が逆転し、

「社台レースホース」は、「サンデーレーシング」に4年連続で

「馬主リーディング1位」の座を奪われてしまっていましたから、

同クラブの関係者達が、

「今年こそは何が何でも1位の座を奪還する」

という強い決意を持ち、

賞金が高い重賞に臨んでくるであろうと見ていました。

それを実証するかのように、

今年に入ってからの重賞での「社台レースホース」は、

京都金杯→エキストラエンドが1着
京成杯→キングズオブザサンが2着
根岸S→ゴールスキーが1着
東京新聞杯→エキストラエンドが2着
共同通信杯→イスラボニータが1着

などの好結果を上げ、先週までの時点で、

4億3963万円の賞金を獲得し、

3億7925万円の賞金を獲得している

「サンデーレーシング」に対し、

6千万円近くの差を付けて、

「馬主リーディング1位」となっております。

ただ、「社台レースホース」の関係者達は、

今後も、貪欲に重賞レースを勝ちくる筈です。

何故なら、同クラブは、

「2013年度募集馬」の出資者の受け付けを行っていますが、

全部で86頭いる募集馬の内、既に満口となっているのは、

クラシック3冠馬のオルフェーヴルの全弟にあたる

「オリエンタルアートの2012」(牡・父ステイゴールド)や、

2010年の宝塚記念を制したナカヤマフェスタの全弟にあたる

「ディアウィンクの2012」(牡・父ステイゴールド)

などの71頭で、募集中止となった1頭を除く残りの14頭は、

現在も出資を受け付けていますので。

そこで、現在、「社台レースホース」の関係者達は、

残りの14頭を早く満口にさせるためにも、

「過去の募集馬を重賞で活躍させて、クラブをアピールしたい」

と考えている筈で、今週は、阪急杯にサンカルロ、

中山記念にユールシンギングを登録してきました訳ですから、

クラブの関係者が前者を管理している大久保洋吉調教師と、

後者を管理している勢司調教師に対し、

メイチの勝負仕上げを指示している可能性は極めて高い

判断しております。

また、今週の「社台レースホース」は、

阪急杯にグランデッツァとセイクリッドセブンを登録しており、

現時点では賞金不足で除外対象となっているものの、

仮に出走してきた場合には、同じ理由で

「勝負懸かり」と判断するべきでしょう。

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