オーナーブリーダーの

「高昭(こうしょう)牧場」が石清水Sに使う、

ウイングザムーンについて。

「高昭牧場」は1964年にできたところで、

今の社長は3代目の上山泰憲さんです。

ここの生産馬ですぐに思い付くのは、

何と言っても、昨年のオークスと

秋華賞とエリザベス女王杯を勝った

メイショウマンボです。

この馬がオークスを勝った後、上山さんは、

まず、松本好雄オーナーが地元の

兵庫県明石市でやった祝勝会に出席して、

それから急いで浦河に戻ったそうですが、

牧場の事務所のドアを開けた瞬間、

お祝いのお花やお酒がギッシリと並んでいたのを見て、

「本当にウチの馬がGIを勝ったんだ」

と強く実感できたそうです。

また、「高昭牧場」の生産馬には、

メイショウマンボの他にも、

1981年のエリザベス女王杯を勝ったアグネステスコや、

2000年の報知杯4歳牝馬特別(今のフィリーズレビュー)

を勝ったサイコーキララや、

2001年のファルコンSを勝ったルスナイクリスティや、

2002年の京都ジャンプSを勝ったホッコーアンバー

などがいて、今までに重賞を8勝しています。

ただ、このように生産馬は活躍していますが、

持ち馬の成績は、私から見て「十分」とは言えない状況です。

何しろ「高昭牧場」は30年以上も前から

JRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーですが、

持ち馬で重賞を勝ったのは、

ルスナイクリスティを使った2001年のファルコンSだけで、

それから今まで12年以上も重賞を勝てていませんし

最近は、重賞だけではなく、

賞金の高い特別レースも勝てなくなっていて、

確認してみたところ、2011年7月2日(土)の

丹後半島特別を勝ってから先週まで、

「特別レースは37連敗中」となっています。

ですから、私が「高昭牧場」の関係者でしたら、

「久々に特別レースを勝ちたい」と思い、

石清水Sに使うウイングザムーンについては、

預けている飯田明弘調教師に、

メイチの勝負仕上げをお願いしますね。

そして、最終追い切りについての報告も、

「23日(木)、坂路に入れられて、
全体が54秒4、終いが12秒6という、
今の馬場状態を考えれば
マズマズの時計を馬なりで出していたし、
動きそのものも、デキの良さを
はっきりと感じる軽快なものだった」

という内容でしたから、

「今回は絶好の買い時」と私は見ています。

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