角居調教師のところで助手をしていた

吉田直弘調教師がシンザン記念に出走させる、

モーリスについて。

吉田調教師は1995年に競馬学校の厩務員課程に入って、

次の年に梅内忍調教師のところで厩務員となり、

2004年からは前述した通り

角居調教師の厩舎で助手をしていました。

角居調教師の厩舎にいた時は、

2004年の菊花賞を勝ったデルタブースや、

2005年のオークスを勝ったシーザリオ、

マイルCSを勝ったハットトリック、

ジャパンCダートを勝ったカネヒキリ、

2006年の阪神ジュベナイルFを勝ったウオッカなど、

走る馬がたくさんいましたので、、

貴重な経験ができたと思います。

そして彼は、2007年の2月に

35歳の若さで調教師の試験に受かり、

6月に自分の厩舎を開業していて、

その年こそ「7勝・9798万円獲得」に終わったものの、

次の年には、

武蔵野Sをキクノサリーレで、

年末の交流GI・全日本2歳優駿をスーニで勝つなど、

「20勝・3億2257万円獲得」、

勝ち星、賞金とも、

1年目の3倍にもなるいい数字を残しています。

その後も吉田調教師の厩舎は、

順調に勝ち星を伸ばしとる上、

スーニで勝った2008年の全日本2歳優駿と

2009年と2011年のJBCスプリントや、

ゴルトブリッツで勝った2012年の帝王賞や、

ボレアスで勝ったレパードSなど、

これまでに重賞は交流も含めて17勝を上げている上、

昨年の3月には、

JRAで通算100勝を上げています。

ですがこれまで彼の厩舎が勝った重賞

17勝の全てがダートで上げたもので、

芝では1つも勝てていない点が気になります。

仮に、今の状況が続くようであれば、

「持ち馬でクラシックを狙いたい」

と思っている馬主さんや、

「募集馬がクラシックを狙えることを示して
出資者を増やしたい」

と考えている一口馬主クラブが、

いい馬を預けてくれる機会が減る可能性も考えられます。

当然、

吉田調教師もそのことは十分に分かっている筈ですし、

恐らく今は、

「ダートだけでなく、芝のレースでも…」

と考え、全力を尽くしていると見ています。。

したがって

モーリスがシンザン記念を勝てば、

「吉田厩舎は芝の重賞でも勝たせてくれる」

という評判が上がって、今後、

芝で結果を残せそうな

いい馬を預けてもらえるようになるでしょうから、

「何が何でも勝つ」

という思いでこの馬を仕上げてくると見ていました。

すると最終追い切りでは、

Cウッドでビッシリと追って、

全体が85秒1、終い11秒5の時計を出していました。

馬場が渋っとったものの、

最後まで集中した走りを見せ、

年末の万両賞を勝った時のデキは

しっかりと維持できとると判断しています。

このデキであればシンザン記念で

上位に食い込んでくる可能性は高い思いますし、

人気に関わらず注目しないといけない1頭

と見ています。

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