佐々木晶三調教師がエリザベス女王杯に使う、
アロマティコについて。
佐々木調教師は1974年から1982年まで乗り役をしていて、
1979年の桜花賞では、
15番人気だったホースメンテスコで勝つなど、
136勝を上げています。
その後、師は坂口正則調教師のところなどで、
調教助手として経験を積んで、
1994年に調教師の免許を取り、
その年の3月に厩舎を開業しました。
そして、
2年後の1996年には、
シーキングザパールでデイリー杯3歳Sを勝ち、
2003年にはタップダンスシチーでジャパンCを勝つなど、
昨年までにGI4勝を含め重賞35勝、
通算で413勝と、乗り役の時以上の活躍を見せています。
その佐々木調教師は一昨年、
アーネストリーで勝った宝塚記念など重賞3勝を含め、
これまでで最高の35勝を上げ、
8億2060万円を獲得しましたが、
昨年は、朝日チャレンジCをショウリュウムーンで勝ったものの、
24勝に留まってしまいました。
そのため、賞金も一昨年より3億円以上も少ない、
4億8964万円という結果に終わってしまった訳ですから、
当然、佐々木調教師は、
この状況に対しかなりの危機感を抱いた筈です。
今年は先週までに、
キズナで勝ったダービーを含め、
「21勝・6億4449万円獲得」と、
既に、昨年を上回る賞金を獲得していますが、
一昨年と比べればまだまだ物足りない数字と言え、
年末に向けて、
「賞金の高いGIや重賞を勝って、
効率良く賞金を獲得したい」
という思いで馬を使ってくると見とくべきでしょう。
ただ、ダービーを勝ち、
この前の凱旋門賞でも4着と健闘したキズナは、
年末の有馬記念に向かうことになり、
それまでは他の馬で結果を出さなければならないので
昨年の秋華賞で3着に入ったアロマティコには、
大きな期待を寄せている筈です。
中間の調教でもいい動きを見せていたので、
デキの良さを活かして、
馬券に絡んでくる可能性も十分にある1頭かと思われます。
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