八木良司オーナーがシンザン記念に登録している、

タガノグランパについて。

八木良司オーナーの本業は、

京都府綴喜(つづき)郡の井手町に本社を構えている

「八木良建設」の代表者で、

更に、栗東トレセンから車で一時間ほどの場所にある

育成施設の「宇治田原優駿ステーブル」と、

北海道にある生産牧場の「新冠タガノファーム」

を所有しているオーナーブリーダーでもあります。

JRA馬主としての八木オーナーは、

既にキャリアが25年を超えている大ベテランで、

「新冠タガノファーム」の生産馬を中心に、

これまで300頭近くを所有していて、

その中の代表的な存在としては、

2000年の東京スポーツ杯3歳S
(現在の東京スポーツ杯2歳S)

を勝ったタガノテイオーや、

2003年の中京記念と産経大阪杯を勝った

タガノマイバッハや、

2006年の平安Sを勝ったタガノゲルニカや、

2006年のファルコンSを勝った

タガノバスティーユなどが挙げられます。

その上、八木オーナーは、

京都馬主協会の会長を務めた経歴がありますので、

誰もが認める「関西の大物馬主」と言えます。

また、

八木オーナーは、馬主資格を取得した頃から

生産牧場や育成施設をお持ちになっていた訳ではなく、

タガノテイオーが2000年の朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)で

予後不良となってしまったことなどがきっかけで、

生産と育成に興味を持つようになり、

2002年頃に「宇治田原優駿ステーブル」を設立、

2003年頃に「新冠タガノファーム」を設立しております。

そして2006年の八木オーナーは、

先ほども書きましたが、

タガノゲルニカで平安Sを勝ち、

タガノバスティーユでファルコンSを勝つなど、

全部で27勝を上げて、

自己最多の5億0698万円

という賞金を獲得していました。

でも、それ以降は、

2007年→15勝・獲得賞金2億8815万円
2008年→21勝・獲得賞金3億4910万円
2009年→17勝・獲得賞金3億7931万円
2010年→15勝・獲得賞金2億3999万円
2011年→28勝・獲得賞金4億0795万円
2012年→23勝・獲得賞金3億8700万円
2013年→17勝・獲得賞金3億1779万円

と、2006年の獲得賞金を

上回れない状況が続いていまして、

特に昨年は、

2006年と比べて勝利数で「10」、

賞金で「1億8919万円」

も少ない結果に終わっています。

そのため、今の八木オーナーは、

「今年は最低でも昨年以上の成績を残したい」

と強く望んでいることでしょう。

また、

現在の八木オーナーは全部で53頭をお持ちで、

その中の「稼ぎ頭」は、

今までに1億1648万円の賞金を獲得している

タガノロックオンですが、この馬は、

2011年の師走Sを勝ってから

「11連敗中」となっていますし、

今は放牧中となっていまして、

まだ復帰のメドが立っていません。

ですから、八木オーナーは今、

「タガノロックオンの分を他の馬で稼いでおきたい」

という気持ちも強くお持ちの筈でして、

そういった中で今回は、

1着賞金3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)の

シンザン記念にタガノグランパを登録してきましたので、

「ほぼ間違いなく勝負懸かり」

と見ておくべきです。

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