國分純オーナーがスプリンターズSに登録している、
ウキヨノカゼについて。
國分オーナーの本業は、北海道北見市に拠点を構えている、
「医療法人社団・美久会(びきゅうかい)」の理事長です。
現在、同法人は、
「國分皮膚科」(北見市栄町)
「岸山皮膚科」(北見市栄町)
「網走皮膚科」(網走市南6条)
「美幌皮膚科」(網走郡美幌町)
と4つの医院を運営しております。
網走市出身の國分オーナーは、岩手医科大学を卒業した後、
北海道大学の皮膚科学教室、新日鉄室蘭総合病院などで勤務し、それから現在に至っており、
「医療法人社団・美久会」では、一般的な診療だけではなく、美容分野にも力を入れており、
果実から取れるフルーツ酸を使い、肌を活性化させる「ケミカルピーリング」など、
先進的な治療を積極的に取り入れているようです。
また、先述した4つの医院には、老人性のシミや蒙古斑などの治療に効果的と言われる
「QスウィッチYAGレーザ」や、
3週間に1度の治療で美白効果が期待できる「IPLフォトフェイシャル」や、
イボやホクロの除去に使用する「炭酸ガスレーザー」といった最新の医療機器が揃っている上、
國分オーナーは、何人かの研究者と共同で、美容液や化粧水の開発も行っているそうですから、
周囲の國分オーナーに対する信頼は、非常に厚いことでしょう。
また、馬主としての國分オーナーは、2005年からJRAで馬を走らせていて、
これまでに30頭近くを所有しており、その中の代表的な存在としては、
一昨年のクイーンCを制し、オーナーに初の重賞勝ちをもたらした上、
今年のキーンランドCも制したウキヨノカゼが挙げられます。
同馬の活躍により、一昨年の國分オーナーは、
これまで最も多い「1億1510万円」の賞金を獲得しておりました。
ただ昨年は、重賞を勝てなかったことが影響し、獲得賞金が、
一昨年の6割にも満たない「6539万円」に留まっていましたから、
今年の國分オーナーは、「一昨年のように多く賞金を獲得したい」と強く願っている筈です。
そして実際、今年に入ってから先週までは、「1億1451万円」の賞金を獲得しており、
一昨年を上回ることはほぼ確実な状況となっておりますが、國分オーナーは、
この成績に決して満足していないことでしょう。
何故なら、國分オーナーは、現在、計6頭を所有しておりますが、先述した通り、
ウキヨノカゼは今年のキーンランドCを制しているものの、
これまでに1億3966万円の賞金を獲得している「稼ぎ頭」のドコフクカゼは、
前走の平安Sで10着に敗れてから、4ヶ月以上もレースに出走していない上、他の4頭が、
オオタニジムチョウ(牡6歳)→11連敗中
マカゼコイカゼ(牝5歳)→21連敗中
イワヌガハナ(セン3歳)→3連敗中
アイノカケハシ(牝3歳)→2連敗中
という状況なのですから。
そこで、私が國分オーナーの立場でしたら、
「他の馬達の分を、ウキヨノカゼで稼ぎたい」と考えるでしょう。
また、國分オーナーは、まだGIを勝っておりませんが、今週、ウキヨノカゼでスプリンターズSを勝てば、
「念願のGI勝利」となる上、このレースの1着賞金9500万円の内、
「馬主の取り分」にあたる8割の7600万円を一気に得られますので、
この馬を管理している菊沢調教師に対しては、國分オーナーが、
メイチの勝負仕上げを指示していると見ております。