宮徹調教師が京都と中山の金杯に登録している、

マックスドリームについて。

宮調教師は１９８１年に馬事公苑の騎手課程を出て、

田中四郎さんの厩舎からデビューしました。

乗り役としての彼は、

１９８２年の宝塚記念のグットパレードや、

１９８６年の菊花賞のアラオスイセイなど

重賞に全部で１０回乗ったものの、

１９９２年の小倉記念で乗った

カシワズハンターでの４着が最高と、

それほど目立った活躍はできず、

調教師の免許を取った１９９６年に引退しています。

調教師になってからの宮調教師は、

厩舎を開業した１９９７年に、

乗り役時代に全く縁のなかった

ＧＩの阪神３歳牝馬Ｓ（現在の阪神ジュベナイルＦ）

をアインブライドで勝ち、

その後も、マイネルブライアンを使った

２０００年のシリウスＳ、

コスモフォーチュンを使った２００６年の北九州記念、

コパノジングーを使った２０１０年の目黒記念、

そしてコパノリチャードを使った

２０１３年のアーリントンＣとスワンＳを含め、

重賞で１０勝を上げる活躍をしていますね。

また、

１９９９年に１６勝を上げると、

その後は毎年のように２０近く勝ち星を上げ、

２００８年には、

「２９勝・５億３０７２万円獲得」

という最高の数字を残しました。

ただ、

２０１１年、コスモファントムで勝った

中山金杯と中日新聞杯を含む

「２４勝・４億７０６０万円獲得」と、

これまでで２番目となるいい成績を上げたものの、

２０１２年は、「１８勝・獲得賞金３億５６８８万円」と、

２００８年と比べると、勝ち星は「１１」、

賞金は１億７０００万円以上も減ってしまいました。

ですから、宮調教師は、

「２０１３年は必ず巻き返す」

という強い思いを抱いていた筈で、

その思いを示すかのように、

「２３勝・５億０２３２万円獲得」と、

賞金に関しては、２００８年以来となる

５億円台に乗せることができ、

この点については満足していると思いますが、

勝ち鞍に関しては、

２００８年の２９勝には届きませんでしたから、

恐らく、今の宮調教師は、

「２０１４年は、勝ち鞍と賞金の両方で
納得できる成績を残したい」

と考えている筈です。

そのため、私が宮調教師の立場でしたら、

「年明けから賞金の高い重賞を勝って、
厩舎に勢いを付けたい」

と考えますので、

このマックスドリームに対しては、

メイチの勝負仕上げを施しますし、

実際、宮調教師がどのように仕上げてくるのか、

念入りに確認する必要があると思っています。

また、宮調教師のところは、

中山金杯にコスモファントムも登録していますが、

今書いた理由を踏まえると、

この馬についても、

「勝負懸かり」と判断するべきでしょう。

当日買い目をご希望の場合は
競馬会員にお申込み下さい。