「シルクホースクラブ」が中山金杯に登録している、

サムソンズプライドについて。

一口馬主クラブの「シルクホースクラブ」は、

電子機器の組み立てや加工などを手掛けている

「月電工業株式会社」の関連会社です。

「月電工業株式会社」の

代表取締役会長を務めている伊東純一さんは、

「グラス」の冠名を使用している法人馬主

「半沢有限会社」の代表でもありますので、

「シルク」の馬と「グラス」の馬が

同じレースに出走してくる時は、

「実質的に2頭出し」

と考え、

「どちらが勝負懸かりなのか」

を慎重に検討するべきですが、

中山金杯に「グラス」の馬は登録しておりませんので、

「今回は純粋にクラブとして勝ちにきた」

と判断できます。

なお、「シルクホースクラブ」は、

全部で62頭いた「現2歳世代の募集馬」について、

その多くが満口とならずに募集終了を迎えておりましたので、

クラブの関係者達は、

このことを「不本意」と考えていることでしょう。

そして今年の同クラブは、

「現1歳世代の募集馬」について、

全部で58頭いる募集馬の内、

募集中止となった2頭と、

受付準備中の3頭を除きますと、

既に満口となっているのは、

「ディープインパクトの母
ウインドインハーヘアの2012
(牝・父キングカメハメハ)」

「ヴァーミリアンの半妹
フィロンルージュの2012
(牡・父キングカメハメハ)」

「2000年のオークス馬
シルクプリマドンナの2012
(牡・父ネオユニヴァース)」

など、15頭のみで、

残りの38頭は現在も募集を行っています。

また、

「シルクホースクラブ」は2012年の成績を、

「40勝・獲得賞金7億9931万円」

としていましたが、2013年は、

クラブを設立してから最高の勝利数となる

「48勝」を上げ、

獲得賞金も8億1700万円と、

シルクフェイマスが日経新春杯と

京都記念を制するなど47勝を上げた

2004年に記録した、

8億5298万円に迫る成績を残せましたので、

この結果については、

クラブの関係者達も満足している筈です。

ただ、同クラブは、

ローブティサージュで制した阪神ジュベナイルFなど、

重賞を3つ勝った2012年とは違い、

2013年は、延べ29回レースに

過去の募集馬を重賞に出走させたものの、

シャトーブランシュがローズSで2着に入ったのが最高で、

1つも勝つことができず、

シルクフォーチュンが

2012年のカペラSを制してから現在まで、

重賞の連敗が「47」にまで伸びています。

そこで、

今の「シルクホースクラブ」の関係者達は、

「重賞の連敗を止めて、
少しでも多くの馬を満口にしたい」

という思いを抱いている筈であり、

当然、中山金杯に登録しているサムソンズプライドは、

間違いなく「勝負懸かり」と見ておくべきですわ。

そのため、この馬に関しては、

最終追い切りの内容を入念に確認した上で、

馬券としてどう扱うかを

慎重に判断したいと考えています。

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