服部調教師がプロキオンSに登録している、
セイクリムズン。
服部調教師は
マイルCSを2連覇したニホンピロウイナーや、
有馬記念を勝ったリードホーユー
などを管理していた
服部正利さんの息子さんです。
彼は、1984年に
正利さんのところで調教助手となり、
1988年には目野哲也師のところに移り、
それから10年後の1998年、
調教師の試験に合格。
そして、1999年に厩舎を開業し、
その年は出走頭数も少なく、
4勝に留まったものの、
次の年にはミッキーダンスで小倉記念、
朝日チャレンジCを勝っているように、
早くから大きなレースで結果を出せたのは、
正利さんのところで調教助手をやっていた頃、
マイルCSを連覇したニホンピロウイナーなど、
重賞で勝てる馬を
間近で見てきた経験を活かせたからでしょう。
その服部調教師の代表馬と言えば、
東京大賞典やマイルCS南部杯を連覇するなど、
重賞11勝を上げて、
9億7780万円を獲得した
ブルーコンコルドですが、
現在、彼のところの「稼ぎ頭」は、
これまでに4億6762万円を獲得している
セイクリムズンとなっています。
ただ、ここ数年の服部調教師は、
■2010年→12勝
【収得賞金】2億9149万円
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■2011年→19勝
【収得賞金】2億5115万円
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■2012年→14勝
【収得賞金】2億1990万円
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と、毎年のように収得賞金を減らしていますので、
今年の服部調教師が、
「最低でも昨年以上の成績を残したい」
という考えで管理馬を出走させてきている筈で、
その裏付けとして先週までに
セイカプリコーンで制した鳴門Sや、
ユウキソルジャーで制した下鴨Sを含む
8勝を上げ、
1億6453万円の収得賞金を稼いでいます。
ただ、
昨年は「稼ぎ頭」のセイクリムズンが、
東京スプリントや、さきたま杯など、
交流重賞4勝を上げ、
今年に入ってからも黒船賞を勝っていますが、
JRAの重賞では、
この馬が2011年の根岸Sを制してから、
もう2年半近くもご無沙汰しているので、
現在の服部調教師は、
「久しぶりに中央の重賞を勝ちたい」
と考えている筈です。
そうした背景から、
プロキオンSに登録している
セイクリムズンに対しては、
メイチの勝負仕上げを施してくる
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と見られていて、
最終追い切りの内容を確認したところ、
全体が52秒3、
終い1ハロン11秒8
という時計を出していて、
スムーズな脚捌きで、
仕掛けられてからの反応も上々。
この馬は、今年に入って、
今回が7走目となりますが、
追い切りの動きからは
デキ落ちの心配はないと判断。
この馬が馬券に絡んでくる可能性は
十分にあると考えられます。