「シルクホースクラブ」がカペラSに登録している、

シルクフォーチュンについて

一口馬主クラブの「シルク」は、

電子機器の組み立てや加工などを手掛けている

「月電工業株式会社」の関連会社です。

また、「月電工業株式会社」の

代表取締役会長を務めている伊東純一氏は、

「グラス」の冠名を使用している法人馬主

「半沢有限会社」の代表でもありますので、

「シルク」の馬と「グラス」の馬が

同じレースに出走してくる場合は、

「実質的に2頭出し」と考え、

「どちらが勝負懸かりなのか」

を慎重に検討するべきですが、

カペラSに「グラス」の馬は登録しておりませんので、

「今回は純粋にクラブとして勝ちにきた」

と判断しております。

昨年の同クラブは、

ローブティサージュが阪神ジュベナイルFを勝ち、

シルクプリマドンナで勝った2000年のオークス以来、

12年振りのGI勝ちを果たすなど、

「重賞3勝を含む40勝
獲得賞金7億9931万円」

という成績を上げ、

「31勝・獲得賞金5億4229万円」

だった前年を勝利数で「9」、

獲得賞金で「2億5702万円」も上回る、

素晴らしい成績を残しておりました。

そして、今年に入ってから先週までの同クラブは、

「44勝・7億5677万円」という成績を上げ、

既に勝利数では昨年を上回っているものの、

獲得賞金では4千万円以上も少ない状況となっております。

既に昨年より勝利数で上回っているにも関わらず、

獲得賞金が下回っている原因としては、

改めて説明するまでもなく、

今年の同クラブが賞金の高い重賞を

勝てていないことが大きく影響しており、

実際に先週までに「27戦0勝」という状況ですかし、

昨年のカペラSをシルクフォーチュンで勝ってから、

丸一年も重賞勝ちをご無沙汰しておりますので、

当然、このままですと、

出資を検討している方に対して、

「シルクの馬は大きなレースを勝てない」

という印象を与えてしまうのは間違いありません。

それが影響しているのか、今年の同クラブは、

全部で55頭いる「現1歳世代の募集馬」について、

現時点で満口となっているのは15頭のみで、

残りの40頭は現在も募集を行っております。

よって、現在はクラブの関係者達が、

「過去の募集馬を重賞で活躍させて、
残りの馬を早く満口にしたい」

と考えている筈ですから、

1着賞金3500万円
(馬主の取り分は8割の2800万円)の

カペラSに登録しているシルクフォーチュンについては、

クラブの関係者から、

この馬を管理している藤沢則雄調教師に対して、

メイチの勝負仕上げの指示が出ている可能性が高い

と見ておりました。

ただ、最終追い切りの内容を知る限り

馬券としてどう扱うかを

慎重に判断させて頂きます。

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