「友駿ホースクラブ」が東京スポーツ杯2歳Sに登録している、

クラリティシチーについて。

「友駿ホースクラブ」は、

1968年に設立された老舗の一口馬主クラブで、

現在の一口馬主クラブのシステムを最初に導入したところです。

「友駿ホースクラブ」の代表的な存在と言えば、

2003年のジャパンC、2004年の宝塚記念などを勝ち、

2005年に引退するまでに

10億8422万円もの賞金を獲得した

タップダンスシチーの名が挙げられるでしょう。

何と言いましても、募集価格が

「1口6万円×500口」の総額3000万円だったこの馬は、

その35倍以上の賞金を稼いだ上に、

引退後は「クラブの所有馬」として種牡馬入りしたことで、

一口馬主クラブの募集馬としては初めて、

種付料が出資者に分配された経緯がありました。

タップダンスシチーの活躍により、

2002年のJRAでの成績は、

「34勝・獲得賞金9億8289万円」という、

クラブ設立以来最高の数字を残していたのですが、

過去3年のJRAでの成績は、

2010年→15勝・獲得賞金3億5948万円
2011年→14勝・獲得賞金3億3573万円
2012年→9勝・獲得賞金2億5217万円

と、毎年のように下がり続けていまして、

昨年に至っては、獲得賞金が

2002年の3割以下にまで減ってしまいました。

よって、今年はクラブの関係者達全員が、

「最低でも昨年以上の成績を残したい」

と望んでいる筈ですが、実際、

今年に入ってから先週までは、

グランドシチーで制したマーチSを含め、

昨年と同じ9勝を上げているものの、

獲得賞金は2億1179万円という状況になっています。

尚且つ、同クラブでは、

既に新馬戦が始まって5ヶ月以上も経っている今も、

現2歳世代の募集馬の内、9頭に対する出資を受け付けている上、

昨年の12月26日からは、

現1歳世代の募集馬10頭に対する出資受け付けを開始していますが、

まだ1頭も満口となっていません。

その上、先日のJBCスプリントを勝つなど、

同クラブの現在の代表馬であるエスポワールシチーは、

12月1日のジャパンCダートが引退レースとなるそうですから

、きっと、クラブの関係者達は、

「エスポワールシチーに替わって活躍する馬が出てきて欲しい」

と思っているでしょうし、同時に、

「とにかく、過去の募集馬を重賞で活躍させてクラブの知名度を上げ、
少しでも多くの募集馬を満口にしたい」

という思いも強く抱いている筈ですから、

東京スポーツ杯2歳Sに登録しているクラリティシチーを、

早い段階から「勝負懸かり」と見ていました。

追い切りの内容からは、

デキ自体も前走のいちょうSの時よりも

格段に上向いていると判断できるものだったので

クラリティシチーが東京スポーツ杯2歳Sを勝って、

「友駿ホースクラブ」の関係者を喜ばせる可能性が十分にある

と見る事ができるでしょう。

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