「株式会社栄進堂」がファンタジーSに登録している、

エイシンオルドスについて。

「株式会社栄進堂」は、長い間、

平井豊光オーナー(故人)が代表を務めていましたが、

今年の3月に豊光オーナーが亡くなられてからは、

次男である克彦オーナーが

「株式会社栄進堂」の代表を引き継ぎ、

尚且つ、エイシンフラッシュなど、

豊光オーナーが個人で所有していた馬達も、

克彦オーナーが引き継いでいます。

数年前まで「株式会社栄進堂」は、

玩具の製造や販売を手掛けていて、

取り扱っていた商品の中では、

「Tゲージ」という極小サイズの鉄道模型が

最も人気を博しておりましたが、

2010年、この「Tゲージ」の製造権利を

中国の鉄道模型会社に売却しており、

この理由は、

「競馬に本腰を入れるため」と見ていましたが、

実際、2011年は過去最高となる

「67勝・獲得賞金11億4350万円」

という成績を残しておりました。

また、

「栄進堂」は、浦河に生産の拠点を、

岡山県の真庭市に育成の拠点を、

それぞれ所有しているオーナーブリーダーでありながら、

国内、及び海外のセールで馬を購入する機会が非常に多く、

最近で言えば、

「キーンランド・セプテンバーセール」において、

「Ellie’sMomentの2012」(牝・父TaleofEkati)
→40万ドル(約3960万円)で購入

「StellaBlueの2012」(牝・父RockHardTen)
→22万ドル(約2178万円)で購入

など、計10頭を総額128万8000ドル
(当時のレートで約1億2751万円)で購入しております。

そして、同セールが終わってから先週まで、

「株式会社栄進堂」の所有馬は

「6勝・獲得賞金9960万円」という成績を残しており、

「完全に同じ財布」と言える平井克彦オーナーの所有馬も、

「1勝・獲得賞金9614万円」という成績を残しており、

合計すると、キーンランドで使った金額を大きく上回っておりますので、

「セールで使った資金を回収したい」

という思惑を抱いている可能性はないと判断できるでしょう。

しかし、

「株式会社栄進堂」は、

2011年に過去最高の成績を残していたものの、

昨年は「53勝・獲得賞金10億5240万円」という、

前年と比べて、勝利数では「14」、

獲得賞金では1億円近くも下回る数字に留まっている上、

今年に入ってから先週までは

「32勝・獲得賞金7億0511万円」と、

明らかに昨年を下回っている状況です。

よって、私が「株式会社栄進堂」の関係者であれば、

「昨年の成績に少しでも近付けるよう、
年末までにできる限り多くの賞金を稼ぎたい」

と考えますし、

エイシンオルドスを登録している
1着賞金2800万円(馬主の取り分は8割の2240万円)

のファンタジーSは、

その思いを叶える絶好の舞台と言えるでしょう。

そこで今後は、オーナーサイドからどういった指示が出ており、

厩舎が実際にどう仕上げてくるのかなど、

実際の動きをしっかりと確認した上で、

「買い目の中での扱い」

を決めたいと考えております。

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