高橋亮調教師がニュージーランドTに使う、

ベルルミエールについて。

高橋調教師がは1996年のマーメイドSを勝った

シャイニンレーサーや、

1998年のウインターCを勝つなど、

重賞5勝を含め、通算207勝という成績を残して、

2012年の2月一杯で引退した

高橋隆師の息子さんです。

ちなみに、彼のお祖父さんは、

タイヨウコトブキで1971年のビクトリアCを勝つなど、

重賞12勝を含む、通算681勝を上げた

大久保石松さんです。

高橋調教師が競馬を仕事にすると決めたきっかけは、

幼い頃から石松さんに栗東トレセンや

京都競馬場や阪神競馬場に連れて行ってもらい、

馬が大好きになったからだそうです。

そして高橋調教師は1993年に、

第12期生として競馬学校騎手課程に入り、

1996年に橋口師のところから乗り役としてデビューし、

その年にいきなり20勝を上げ、3年目には、

ツルマルガイセンに乗った中日新聞杯や、

エガオヲミセテに乗った阪神牝馬特別など

重賞4勝を含めて60勝を上げる活躍をしました。

その後も、

ダイタクリーヴァに乗った2000年の皐月賞で2着に入るなど、

着実に結果を残していたのですが、

怪我の影響などもあって徐々に勝ち星が減ってしまい、

調教師の試験に受かった2012年に乗り役を引退しています。

その後は、

2009年から調教師の免許を取るまで所属していた

荒川師のところで技術調教師として修行を積み、

昨年の9月に勇退した田島師の厩舎を引き継ぐ形で厩舎を開業しました。

高橋調教師のところは昨年、

レースに使った数が少なかったため、

「2勝・獲得賞金4180万円」

という成績に終わりましたが、

今年は、先週までの時点で、

「4勝・獲得賞金6466万円」

という成績を残していますが、

管理馬は28頭と、

他の厩舎と比べると明らかに少ない頭数ですから、

先のことを考えると、今の高橋調教師は間違いなく

「厩舎を軌道に乗せるためには、
もっと多くの馬を預けてもらわなければ…」

と思っている筈です。

そのためには、今預かっている馬で結果を出して

馬主さん達に厩舎をアピールする必要がある訳で、

ニュージーランドTに登録しているベルルミエールには、

大きな期待を寄せていることでしょう。

そこで私は、高橋調教師がこの馬のどう仕上げてくるのか、

最終追い切りをじっくり見てきたのですが、

レースで乗る川島騎手が跨って、

Cウッドで66秒0、終い12秒5を馬なりでマークし、
とてもスムーズな動きを見せていました。

前走のファルコンSでは4着に負けてしまいましたが、

前を行っていた馬ではただ一頭掲示板を確保したように、

決して力負けという内容ではありませんから、

今回も注目しなければならない1頭だと見ています。

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