荻原昭二オーナーがアルテミスSに出走させる、
ツクバアスナロについて。
荻原オーナーは19万世帯以上の会員数を誇る
互助会組織・「株式会社ライフランド」の
代表取締役会長を務めておられます。
千葉県千葉市の中央区に自社ビルを構えている同社の、
これまでの歴史を簡潔に記しておきますと、
1967年→「千葉県新生活互助会」として設立
1968年→「株式会社へいあん」を設立
1972年→「株式会社ライフランドいわき」を設立
1976年→「株式会社ライフクリエイト」を設立
1979年→「株式会社千葉通商」を設立
1981年→社名を「株式会社ライフランド」に変更
2001年→「株式会社へいあん」・「株式会社千葉通商」を
「株式会社ライフランド」に併合
といった形で順調に事業を拡大しています。
そして現在は、千葉・茨城・福島に
計47ヶ所の自社総合葬祭式場を展開している「ライフケア」や、
千葉県茂原市の「プラザヘイアン茂原」、
茨城県土浦市の「ラ・フォレスタ・ディ・マニフィカ」
という結婚式場を展開している「ライフピア」や、
茨城県つくば市にあるゴルフ場
「豊里ゴルフクラブ」などをグループで運営しており、
ここ数年は
「グループ全体で200億円の年商」をキープしており、
現在の従業員数は「グループ全体で1274名」
という規模となっていることから、
同グループを率いている荻原オーナーは、
「誰もが認める成功者」と言えるでしょう。
JRA馬主としての荻原オーナーは、
既にキャリアが30年近いベテランで、
これまでに130頭以上を所有しており、
その内の代表馬としては、
2010年の中山牝馬Sで2着、
福島牝馬Sで3着だったウェディングフジコや、
2008年の新潟2歳Sで2着だった
ツクバホクトオーや、
1989年のフラワーCを制した
リアルサファイヤなどが挙げられます。
また、
荻原オーナーはセールで馬を購入する機会が多く、
昨年だけを見ても、
「セレクトセール」
→2頭を4300万円で購入
「セレクションセール」
→1頭を1000万円で購入
「サマーセール」
→1頭を310万円で購入
と、計4頭を総額5610万円で購入していましたし、
今年も、「セレクトセール」では、
「エミネントピークスの2013」
(牝・父ヴィクトワールピサ)を
1400万円で購入しておりましたが、
荻原オーナーの所有馬は、
「セレクトセール」の終了後から先週までに2勝を上げ、
3180万円の賞金を獲得しておりますので、
この時期、他のオーナーに見られがちな、
「セールで使った資金を回収したい」
という思惑を抱いている可能性はない筈です。
しかし、
1989年のフラワーCを
リアルサファイヤで制してから現在まで、
24年半に渡り重賞勝ちから遠ざかっており、
現在は「重賞で49連敗中」となっておりますので、
アルテミスSに出走させるツクバアスナロには、
「そろそろ重賞の連敗を止めたい」
という思いが非常に強く込められていることでしょう。
私が荻原オーナーであれば、
この馬を管理している菊沢調教師に対して、
渾身の勝負仕上げを指示しますし、
追い切りの様子からも
厩舎が念入りに仕上げてきた様子が窺えます。
「最後まで目が離せない存在」
と言えるかと思います。
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