前田晋二オーナーが天皇賞・秋に登録している、

ヒットザターゲットについて。

前田オーナーの本業が、

「グリーンプラザ3号館」に本社を構え、

主に廃棄物の処理やリサイクル業を手掛けている

「都市クリエイト株式会社」の代表取締役です。

お兄様の幸治オーナーが、

「ノースヒルズマネジメント」の代表であると同時に、

「アイテック株式会社」の代表取締役を務めていることから、

兄弟揃って「関西環境ビジネス界の有力者」と言えます。

また、

「都市クリエイト株式会社」は、

京都競馬場の中に「京都営業所」があり、

栗東トレセンのすぐ近くに

「滋賀支店」がありますので、

恐らく競馬関連の事業も手掛けている筈です。

そして、

JRA馬主としての晋二オーナーは、

既に25年以上のキャリアを誇る大ベテランで、

それから現在までに130頭近くを所有されていて、

最近の代表的な存在には、

2011年のデイリー杯2歳Sを含む

重賞4勝のクラレントや、

今年の小倉大賞典を含む重賞3勝の

ヒットザターゲットや、

今年のダービーを含む重賞3勝の

キズナなどが挙げられます。

そして、

今年のダービーを勝ったキズナは、

この秋、凱旋門賞に出走するため、

ヨーロッパに遠征しましたが、

前哨戦のニエル賞では見事な勝利を飾ったものの、

本番の凱旋門賞で4着に敗れたため、

獲得賞金はニエル賞の1着賞金7万4100ユーロ
(現在のレートで約978万1200円)と、

凱旋門賞の4着賞金22万8400ユーロ
(約3014万8800円)を合わせた

総額30万2500ユーロ
(約3993万円)となっています。

ただ、

今年のダービーで2着に負かした

エピファネイアが菊花賞を勝ち、

1着賞金1億1200万円を一気に獲得したのですから、

きっと前田オーナーは、

「キズナが凱旋門賞で稼げなかった分を
他の馬で稼いでおきたい」

と考えている筈です。

また、

「ご兄弟」という間柄を考えれば当然ですが、

「晋二オーナーと財布が同じ」

と言える幸治オーナーは、

自分の名義と「ノースヒルズ」の名義で、

国内外のセールに積極的に参加していて、

今年の「キーンランド・セプテンバーセール」
(アメリカ・ケンタッキー州レキシントンで開催)でも、

幸治オーナーの名義→2頭を49万ドル
(当時のレートで約4851万円)で購入

ノースヒルズの名義→1頭を25万ドル
(約2475万円)で購入

と、総額74万ドル(約7326万円)で

計3頭を購入しています。

よって、

今週以降は、幸治オーナー自身はもちろんのこと、

「財布が同じ」と言い切れる晋二オーナーも、

「セールで使った資金を回収しておきたい」

といった思いで持ち馬をレースに出走させてくる筈ですから、

1着賞金1億3200万円
(馬主の取り分は8割の1億0560万円)の

天皇賞・秋に登録している

ヒットザターゲットについては、

晋二オーナーから、

この馬を管理している加藤敬二調教師に対して、

メイチの勝負仕上げの指示

が出ている可能性が高いと見ていました。

そして、

最終追い切りの内容を確認したところ、

時計はこれで十分、柔らかい身のこなしで
最後まで集中して走っていた。
デキに関しては申し分なしと判断していい」

というものでしたから、

見込み通りだと言えます。

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