「杵臼牧場」が夏至Sに使う、
ビッグリバティについて。
「杵臼牧場」の生産馬ですぐに思い浮かぶのは、
何と言っても、GIを7勝して引退までに18億3518万円の賞金を稼いだ
テイエムオペラオーでしょう。
現役の生産馬では、一昨年の函館記念で3着、
去年の七夕賞で2着に入ったステラウインドが、すぐに思い付く名前ですね。
この牧場は、社長の鎌田信一さんと、息子さんの正信さんが中心になって切り盛りしていて、
今は40頭ほどの繁殖牝馬がいる筈です。
また、鎌田信一さんは、「日本軽種馬協会」や
「軽種馬育成調教センター(BTC)」などの5団体で設立した
「牧場就業促進事務局」が、2011年から行っている
「牧場で働こう体験会」の参加者を積極的に受け入れています。
そして、JRAの馬主資格を持っているオーナーブリーダーの「杵臼牧場」は、
30年ほど前から持ち馬を走らせていて、今も、
ビッグリバティとマジックダイオウとマジックベルの3頭を持っています。
ただ、「杵臼牧場」の持ち馬は、一昨年の11月29日(土)に
ビッグリバティを使った3歳上1000万下を勝ってから、
もう1年半以上も勝てていませんので、今は牧場の皆さん全員が、
「少しでも早く勝ちたい」と考えているのでしょうし、
1着賞金1820万円(同1456万円)の夏至Sにビッグリバティを使います。
もちろん、牧場の関係者でしたら、この馬を預けている大和田調教師に、
お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますし、
最終追い切りについての報告が、
「南ウッドに入れられて、4Fが54秒8、終いの1Fが12秒4という
時計を馬なりで出していました。雨で渋った馬場を気にせずに、軽快な走
りで最後まで集中していましたから、力を出し切れる状態に仕上がってい
る筈です」
というものでしたから、いいレースをしてくれそうですね。