水上行雄オーナーが日経新春杯に登録している、
プロモントーリオについて。
水上行雄オーナーは、浦河にある「笠松牧場」の代表です。
「日高スタリオンステーション」の隣にある、ここの生産馬ですぐに思い付くのは、
2008年のNHKマイルCとダービーを勝ったディープスカイでして、
創業20年目で初めてのGI勝ちとなったNHKマイルCのレース当日、
水上オーナーは東京競馬場で、他の皆さんは牧場の事務所に集まって、
それぞれレースを見ていたそうで、水上オーナーは、
表彰式に出た後すぐ浦河に戻り、大いに盛り上がった祝勝会に参加したそうです。
それから、ディープスカイはダービーも勝って、
その年の9月に浦河の「総合文化会館ふれあいホール」で行われた祝勝会には、
深見オーナーご夫妻や、四位騎手や昆貢調教師といった競馬関係者の他に、
当時、浦河の町長だった谷川弘一郎さんなども含めて200人以上が出席して、
大賑わいだったNHKマイルCの祝勝会よりも、更に盛り上がったそうです。
ただ、「笠松牧場」の生産馬が重賞を勝ったのは、
ディープスカイが出走した2008年の神戸新聞杯が最後で、
それから7年以上もご無沙汰となっていますね。
また、馬主としての水上オーナーは、
1989年からJRAで持ち馬を走らせていて、今まで、重賞に21回、持ち馬を使っていますが、
1998年のウインターS(現在の東海S)→ウッディーナイスが3着
1999年のカブトヤマ記念→モンレーブが3着
2000年の新潟記念→モンレーブが2着
去年の目黒記念→プロモントーリオが3着
と、惜しいレースはありましたけど、
生産馬と違って、まだ持ち馬では重賞を勝てていません。
ですから、今の水上オーナーは、「そろそろ馬主としても重賞を勝ちたい」と願っているのでしょうね。
そして今週、プロモントーリオで日経新春杯を勝てば、
初の重賞勝ちを飾れる上、このレースの1着賞金5700万円の内、
「馬主の取り分」にあたる8割の4560万円を一気に得られますので、
水上オーナーでしたら、この馬を預けている萩原調教師に、
間違いなくメイチの勝負仕上げをお願いする筈です。