岡浩二オーナーが中京日経賞に出走させる、
メイクアップについて。
岡オーナーの本業は、大阪府大阪市城東区に本社ビルを構え、
主に土木建築や舗装工事などを手掛けている、「株式会社ランテック」の代表取締役です。
関西地区に於ける高速道路の敷設など、これまでに多くの公共事業を手掛けた実績があります。
また、一昨年から同社は、「京セラドーム大阪」から車で5分ほどの場所で、
「MINATO・REPLA」という工場を稼働させており、
同施設では、アスファルトガラやコンクリートガラといったがれき類や、
水道工事や道路工事等で発生した残土などを利用して、
廃材を再資源化している上、工場の稼働に必要な燃料には、
環境に優しいクリーンエネルギーである「液化天然ガス【LNG】」を使用し、
地域の環境問題や、温暖化防止対策などに大きく貢献しているのですから、
同社の代表取締役を務めている岡オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、馬主としての岡オーナーは、2004年からJRAで馬を走らせ始めていて、
これまでに60頭近くを所有しており、現在は「京都馬主協会」の「広報委員長」を務めております。
昨年の岡オーナーは、
「7勝・獲得賞金1億0603万円」という成績を残しておりましたが、
今年に入ってから先週までは、「3勝・獲得賞金7682万円」と、
昨年のペースを大きく下回っておりますので、この数字に危機感を強く抱いているのは間違いないでしょう。
また、岡オーナーは、昨年まで毎年のように多くの「競走馬セール」に参加していた上、今年も、
7月8日(火)に行われた「八戸市場」→1頭を680万円で購入
7月13日(月)~14日(火)に行われた「セレクトセール」→2頭を5076万円で購入
7月21日(火)に行われた「HBAセレクションセール」→1頭を982万円で購入
8月24日(月)~27日(木)に行われた「HBAサマーセール」2頭を766万円
10月6日(月)~8日(水)の「HBAオータムセール」→2頭を162万円で購入
と、総額7666万円を投じて計8頭を購入しておりました。
そのため、「八戸市場」が終わってから先週までの岡オーナーは、
「所有馬の賞金でセール資金を回収したい」と考えていた筈ですが、
実際、この期間の成績は、
「38戦2勝・獲得賞金4848万円」(馬主の取り分は8割の3878万円)と、
セールで使った資金を、まだ半分ほどしか回収できておりません。
よって、現在の岡オーナーは、「賞金の高い特別レースを勝ち、
セール資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈であり、
メイクアップが1着賞金1320万円(馬主の取り分は8割の1056万円)の中京日経賞を勝てば、
その思いを果たせるのですから、この馬を管理している谷調教師に対して、
岡オーナーが、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりました。
そして、最終追い切りの内容を確認したところ、
「坂路で終いを重点的に追われて、全体52秒1、終いが12秒7
という、この馬としては十分な時計を出しておりましたし、キビキ
ビとした活気のある動きを見せておりましたので、力を出し切れる
と判断していいでしょう」
というものでしたから、好レースが期待できると考えております。