「アラキファーム」がターコイズSに使う、
アイラインについて。
新冠にある「アラキファーム」は、オーナーブリーダーとして、
アラホウトクで1988年の桜花賞を勝っていることが有名で、
今の社長は、3代目にあたる荒木正博さんです。
馬主としての「アラキファーム」は、JRAで持ち馬を走らせ始めてから、
もう30年近くになる筈で、今の持ち馬は、ターコイズSに使うアイラインを含めて6頭ですね。
この「アラキファーム」は、生産馬を、
「庭先取引で売るか、牧場の持ち馬として走らせる」ということが多いのですが、
セールに上場することもあって、一昨年は、
「HBAサマーセール」→1頭を上場(主取り)
という結果でしたけど、去年は、
「セレクションセール」→1頭を上場(主取り)
「HBAサマーセール」→2頭を上場・205万円と648万円で売却(税込)
「HBAオータムセール」→1頭を上場・291万円で売却(税込)
という結果でした。
そして今年は、「競走馬セール」に一頭も上場していませんが、
過去2年の状況を考えれば、来年のセールには何頭かを上場する筈で、
アイラインがターコイズSを勝てば、馬主さん達に
「アラキファームの生産馬は走る」という印象を与えることができて、
主取りとなってしまう可能性を下げられますし、このレースの1着賞金3500万円の内、
「馬主の取り分」にあたる8割の2800万円を一気に得られるのです。
また、「アラキファーム」は、アラホウトクで1988年のサンスポ賞4歳牝馬特別を勝ってから、
25年以上も重賞を勝てていませんから、今は間違いなく牧場の皆さんが、
「久々に重賞を勝ちたい」と思っているのでしょう。
そこで、「アラキファーム」の関係者でしたら、アイラインを預けている高橋裕調教師に対して、
後のことを考えないメイチの勝負仕上げをお願いしますし、
最終追い切りについての報告が、
「南ウッドで終いを強めに追われて、全体が69秒5、終いが
12秒7という時計を出していました。これは、決して速い時計
ではありませんが、フットワークが力強くて、毛ヅヤの良さや馬
体の張りも目立っていましたので、力を出し切れるデキだと判断
していいでしょう」
という内容でしたから、「今回は絶好の買い時」と見ています。