「社台グループオーナーズ」が

阪神ジュベナイルFに登録している、

アットザシーサイドについて。

新聞の馬主欄に「吉田照哉オーナー」と「吉田勝己オーナー」と

「吉田正志オーナー」の名前が書かれている馬の大半は、

「社台グループ」が、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に出資を呼び掛けている、

「社台グループオーナーズ」の募集馬です。

この「社台グループオーナーズ」では、ベテランの馬主だけではなく、

資格を取ったばかりで、「少しでも初期費用を抑えたい」と考えている馬主でも参加しやすいように、

1頭を10口に分けて共有するシステムを採用しております。

過去の代表的な存在としては、1995年のオークスなどを勝ったダンスパートナーや、

1996年の高松宮杯(現在の高松宮記念)などを勝ったフラワーパークや、

2003年と2004年のマイルCSで連覇を果たしたデュランダルや、

2008年のジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、

2006年の交流GI・ジャパンダートダービーを勝ったフレンドシップなどが挙げられるでしょう。

また、最近の代表的な存在としては、

2012年の朝日杯FSと2013年の皐月賞などを勝ったロゴタイプや、

2012年のセントウルSなどを勝ったエピセアロームや、

2013年の目黒記念などを勝ったムスカテールなどが挙げられます。

一昨年は、タッチミーノットが中山金杯を、

ロゴタイプがスプリングSと皐月賞を、

ムスカテールが目黒記念を、

パドトロワが函館スプリントSを制するなど、

募集馬が重賞を6勝していましたから、これらの出資者から非常に感謝された筈です。

しかし昨年は、地方交流重賞では、

ワイルドフラッパーがエンプレス杯(川崎)と

マリーンC(船橋)とレディスプレリュード(大井)を、

ノットオーソリティがロジータ記念(川崎)とシンデレラマイル(大井)を制したものの、

JRAの重賞では、ミトラで勝った福島記念の1勝のみに終わっておりました。

更に、今年に入ってからも、ララベルが南関東の桜花賞(浦和)、

ノットオーソリティがしらさぎ賞(浦和)、

ドライヴシャフトが東京湾C(船橋)、

ストレートアップがブリーダーズゴールドジュニアC(門別)、

ロゾヴァドリナがOROカップ(盛岡)と、

地方の重賞はいくつも勝っているものの、JRAの重賞は、

先週の金鯱賞勝ったミトラでの1勝のみとなっていますので、現在は、

「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「もっとJRAの重賞を勝ちたい」と強く願っていることでしょう。

また、「社台グループオーナーズ」は、

全部で96頭の「2015年度募集馬」(現1歳世代)について、

5月14日(木)に「募集馬リスト」を発表し、6月8日(月)に詳細を記したパンフレットを発送して、

それから出資を受け付けているものの、満口となっているのは、

トーセンジョーダンの半妹にあたる「エヴリウィスパーの2014」(父ルーラーシップ)や、

エピセアロームの全妹にあたる「ラタフィアの2014」(父ダイワメジャー)

などの78頭で「募集中止」と「募集終了」になった7頭を除く残りの11頭は、

現在も募集を行っておりますので、現在、「社台グループオーナーズ」の関係者達は、

「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主達に好印象を与えたい」と考えている筈です。

そして今週は、1着賞金6500万円(馬主の取り分は8割の5200万円)

の阪神ジュベナイルFに、アットザシーサイドを登録していますので、

関係者でしたら、この馬を預けている浅見調教師に、メイチの勝負仕上げをお願いするでしょう。

また、最終追い切りについての報告が、

「6日(日)に坂路で実質的な追い切りをしておりましたから、
坂路で軽く流す程度で、全体の時計は60秒8でした。それで
も、鞍上の仕掛けにはしっかり反応し、ラスト1ハロンは12秒
2と脚を伸ばしておりました。脚捌きに硬さは見られず、とても
スムーズな動きを見せていましたから、デキは高いレベルで安定
していると見ていいでしょう」

という内容でしたから、いいレースが期待できると考えております。

また、今週の「社台グループオーナーズ」は、1着賞金4000万円(同3200万円)

のチャレンジCにデウスウルトを登録しておりますので、

こちらも全く同じ理由で、「勝負懸かり」と見ておくべきでしょう。


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